秘密(2) ページ28
「やっぱり…。」
私の机の中には、ごみというごみが詰め込まれていた。
犯人達もバカではないらしく、リンに気付かれないような場所に嫌がらせをしてきた。
机の中
ロッカーの中
教室保管の教科書
忘れていった筆箱
いろんなものに書かれるのは、「きもい、ぶす、別れろ、死ね」。
おさまっていたいじ めは、レンがアイドルを引退したのはこいつのせいだという思想が広まって再開された。
もちろん私だって平気じゃない。
でも。
レンが傷つけられるよりも、こっちの方が全然まし。
「ふふっ…はやく別れればいいのにね〜?」
「ほんとほんとっ…私の方が鏡音くんにお似合いだしっ笑」
リンが居ない時にわざと聞こえるように言ってくるのは、クラスの女の子たち。
もちろん全員が全員じゃない。
優しい子は、「気にしないで」とか、「無視無視!」と声をかけてくれた。
「Aーっ!ただいまっ!」
教室を出ていたリンが戻ってくると、みんな何事もなかったかのように話し出した。
「おかえり。」
「はあー…みーくん棟が別だから会いに行くのたいへーんっ」
リンは机に突っ伏しながら背伸びをした。
「しょうがないよ…。」
私はリンに笑うと、机の中のごみを奥の方に押し込んだ。
ばれちゃ、いけない。
迷惑かけれない。
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革ベルト
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うぶめ - レンくん大好き!!続きも頑張ってください!! (2016年2月19日 17時) (レス) id: cb793dd2ae (このIDを非表示/違反報告)
桃羽 - す、すごい泣きそう... (2015年6月10日 3時) (レス) id: 295490268f (このIDを非表示/違反報告)
あ - あ (2014年10月2日 19時) (レス) id: 23aa123a0b (このIDを非表示/違反報告)
あ - あ (2014年10月2日 19時) (レス) id: 23aa123a0b (このIDを非表示/違反報告)
咲音サクラ(プロフ) - ぞ・・・続編?!楽しみです〜もちろん続編もお気に入りに追加ぁぁx!!! (2012年9月10日 18時) (レス) id: 03c04325e6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ゆう( ´・ω・` ) | 作成日時:2012年8月18日 18時