鏡音レンが貴方の6倍大好きですが何か？(^ω^ )

誓い(2) ページ26

レンの掌の上には、高級そうな箱。


「ありがとうっ…」


私はそれを受け取ると、そっと蓋を開けた。
そこには…


「あっ…これっ、いつのまにっ？！」


そこには、私が今日欲しいと言っていたネックレス。
僅かな町の光がキラキラと反射した。


「2人で店入った時。トイレ行くふりしてダッシュで買ってきた！あと…」


レンは得意げに笑って、またごそごそと鞄の中を弄った。
私が首を傾げていると、レンは嬉しそうに何かを取り出した。


「お揃い！ってか、そのペンダントペアになってたらしくて…一緒に買った！！」


「えっ…？！」


あんなお高いペンダントを…二つも？！

私が唖然としていると、レンは不安そうに私を見つめた。


「嫌…だった？」


「えっ？！そんなっ！嬉しいよっ！！本当にありがとうっ…大切にするね。」


慌ててペンダントを手に包んで微笑むと、レンは一瞬驚いた顔になって微笑んだ。


「つけてっ…？」


「ああ。」


私はレンにペンダントを差し出して、後ろを向いた。
一方のレンは、器用にペンダントを受け取って、私につけた。


「きれいっ…毎日つけるよっ！」


「じゃ、俺もっ！」


2人ともベンチの上で笑ったところで、私達のデートは幕を閉じた。

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