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許さない~ミクオside〜 ページ16

「リーン。」


「なあに?」


俺は隣に座るリンによりかかった。
リンは蹲ったまま小さく答えた。


「…レンがね、ごめんって。リンは悪くない、いつでも帰ってきていいよって。」


「……っ」


リンは顔をばっと上げて、涙に濡れた可愛らしい顔を露わにした。


「ちがうっ…ちがうっ…!」


「なにがあったの?教えてくれないと俺もリンのいいたいことがわかんないよ?」


俺がリンに近寄って話しかけると、リンはコクリと頷いた。


ーーーーーーーー


「…そう。そんなことがあったんだね。」


リンは全部話してくれた。
俺が頭を撫でると、またほろほろと涙を流した。


「…リンね…昔レンと約束したんだ…」


「…どんなこと?」

俺が首をかしげると、リンは涙をその小さな手で拭った。


「誕生日にお父さんもお母さんも仕事でいない時、リンが寂しがってるのをレンはいつも慰めてくれたんだ。…レンだって、寂しいはずなのに。」


「…そう。それで?」


「…リンが寂しくないようにって、レンは我慢するようになった。それから…レンの涙をずっと見てない気がする。」


リンは再び丸くなってしまい、俺は視線を天井あたりにうつした。


いわれてみれば。


レンの涙なんて全然見たことないな。

もともとクールなやつかと思ってたけどこうも泣かないって結構辛いんじゃないのか。

傷つけた〜リンside〜→←許さない〜レンside〜


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設定タグ:鏡音レン , 夢小説 , VOCALOID   
作品ジャンル:アニメ, オリジナル作品
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うぶめ - レンくん大好き!!続きも頑張ってください!! (2016年2月19日 17時) (レス) id: cb793dd2ae (このIDを非表示/違反報告)
桃羽 - す、すごい泣きそう... (2015年6月10日 3時) (レス) id: 295490268f (このIDを非表示/違反報告)
- あ (2014年10月2日 19時) (レス) id: 23aa123a0b (このIDを非表示/違反報告)
- あ (2014年10月2日 19時) (レス) id: 23aa123a0b (このIDを非表示/違反報告)
咲音サクラ(プロフ) - ぞ・・・続編?!楽しみです〜もちろん続編もお気に入りに追加ぁぁx!!! (2012年9月10日 18時) (レス) id: 03c04325e6 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ゆう( ´・ω・` ) | 作成日時:2012年8月18日 18時

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