自分の思い〜レンside〜 ページ11
「そっかあ…そんなことがあったんだ。それで家から走ってきた…と…。」
俺は昔のことから、リンと言い合ったことまで、Aに全部話した。
Aは嫌な顔一つせずに、ただ黙って聞いていてくれた。
「ごめん…突然押しかけて…」
「大丈夫だよ。それにしても…」
Aは珍しそうに俺を見つめる。
「レンたちも喧嘩するんだね。」
「…まあ…な。」
喧嘩なんて…久しぶりだな。
今回は喧嘩っていうより…俺が悪いんだけど。
「…で。レンはこれからどうするの?」
Aはその大きな瞳で、心配そうに俺の顔を見つめる。
「…謝りたい、けど…」
「…けど?」
可愛らしく首を傾げるA。
俺は目を逸らしたままつぶやく。
「…それ以上に、伝えなきゃいけないことがある気がする…。」
Aはキョトンと首を傾げ、身を乗り出して俺との距離を縮めた。
「それは…どういうこと?」
「…俺は…Aとか、リンが思ってるほど、強くないってこと。」
俺はAに笑ってみせた。
でもきっと、うまく笑えていない。
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うぶめ - レンくん大好き!!続きも頑張ってください!! (2016年2月19日 17時) (レス) id: cb793dd2ae (このIDを非表示/違反報告)
桃羽 - す、すごい泣きそう... (2015年6月10日 3時) (レス) id: 295490268f (このIDを非表示/違反報告)
あ - あ (2014年10月2日 19時) (レス) id: 23aa123a0b (このIDを非表示/違反報告)
あ - あ (2014年10月2日 19時) (レス) id: 23aa123a0b (このIDを非表示/違反報告)
咲音サクラ(プロフ) - ぞ・・・続編?!楽しみです〜もちろん続編もお気に入りに追加ぁぁx!!! (2012年9月10日 18時) (レス) id: 03c04325e6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ゆう( ´・ω・` ) | 作成日時:2012年8月18日 18時