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休止?!〜ミクオside〜 ページ39

「A、大丈夫か…?」


「うん。大丈夫だよ。」


心配するレンに笑うA。
どこからどう見てもお似合いのカップル、ってやつだ。


「もう自分で食べれるよ。ありがとう。」


Aはレンから器を受け取り、自分で少しずつ口に運んだ。
俺がそれを見てリンに視線を戻そうとすると、レンはいきなり真剣な顔になった。


「…ミクオ、ちょっといいか。」


いつになく真面目なレンに、俺はたどたどしく「…お、おう。」と答えて、席を立った。


レンは廊下に出て階段を登り、俺は彼の部屋へと導かれた。


「まあすわんなよ。」


レンは先に腰を下ろしていて、俺はその向かい側に移動して胡座をかいた。


「…なんのマジ話?」


「俺アイドルやめたい。」


「はあっ?!」


頭がショートしそうなくらいの快速で会話の内容が露わになった。


アイドルをやめる…?


「おいおい、ちょっと待てよ。俺がいくら軽い男でも『はい、いいですよ。』なんて言わねえぞ。」


デビューして2ヶ月と三週間しか経っていないのに解散するグループなんて聞いたことないぞ。


「Aが心配なんだ。あんなA放ってアイドルなんてやってられっか。」


レンむすっとして身を乗り出す。
そんなレンを見て、俺はずっと疑問に思っていたことを述べる。


「そもそもなんであんな痩せたわけ?」


「…引きこもり。俺がいない間ほとんど1人でいたらしい。熱があった時にものを食べなかった習慣が体に身についた、みたいな感じかな。ストレスもかなり溜まってたみたいだし。」


レンはどこか遠くを見つめて言う。
昔からだけど、なにか悲しい話をする時レンのクセだ。

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リナ(プロフ) - おっひさぁぁぁぁ!! 最近来てなかったのだよ! さっすがゆう!神だ!← (2012年8月12日 15時) (レス) id: 66c3d20650 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - ゆう( ´・ω・` )さん» ありがとう!♪これから、よろしく/~ (2012年7月27日 21時) (レス) id: 21270f388c (このIDを非表示/違反報告)
にゃんここにゃんこ(プロフ) - 早く続きが読みたいよ〜ぅ☆ (2012年7月27日 15時) (レス) id: f90b577cd1 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - ゆう( ´・ω・` )さん» 分かりますぅぅぅぅぅぅぅぅぅww友達希望してもいいですか?遅い気もしますが; (2012年7月26日 21時) (レス) id: 21270f388c (このIDを非表示/違反報告)
ゆう( ´・ω・` ) - 楓さん» 眼鏡萌えなんだよおおおおおおおおお (2012年7月26日 17時) (レス) id: afff3cd1f8 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ゆう( ´・ω・` ) | 作成日時:2012年7月4日 21時

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