ようやく〜レンside〜 ページ33
「Aっ…寂しかったな…ごめんなっ…」
俺が泣いてどうする?
Aが一番辛かったのに…
俺はAをきゅっと抱きしめた。
その時、また新しいことに気がつく。
「細…」
見た目はそんなに変わらないけど、Aが痩せているのは確実だった。
Aは急に顔をあげて、キョトンとする。
「レン…?」
「ん。ただいま。」
さっきの態度とは急変して、感情が芽生えたロボットみたいだ。
「おっ…おかえりっ!」
Aはいつもと変わらない笑顔で微笑む。
…でも俺は。
その笑顔が、本物じゃないと知っている。
「もういいよ。無理しないで?俺はちゃんとここにいるから…居なくなったりなんかしないから。」
俺はAの顔を覗き込んで頭を撫でた。
Aは再び首を傾げて言う。
「何が?………あれ…?」
が、その表情とは裏腹に涙を流した。
するとまるでダムが崩れたかのように涙が溢れ出てくる。
「レンッ…ぐすっ…寂しかったっ…よっ…」
Aは溢れ出てくる涙を何度もぬぐった。
俺はもう一度Aを抱きしめて、Aが泣き止むのを待った。
ラッキーアイテム
革ベルト
45人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「オリジナル」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
リナ(プロフ) - おっひさぁぁぁぁ!! 最近来てなかったのだよ! さっすがゆう!神だ!← (2012年8月12日 15時) (レス) id: 66c3d20650 (このIDを非表示/違反報告)
楓(プロフ) - ゆう( ´・ω・` )さん» ありがとう!♪これから、よろしく/~ (2012年7月27日 21時) (レス) id: 21270f388c (このIDを非表示/違反報告)
にゃんここにゃんこ(プロフ) - 早く続きが読みたいよ〜ぅ☆ (2012年7月27日 15時) (レス) id: f90b577cd1 (このIDを非表示/違反報告)
楓(プロフ) - ゆう( ´・ω・` )さん» 分かりますぅぅぅぅぅぅぅぅぅww友達希望してもいいですか?遅い気もしますが; (2012年7月26日 21時) (レス) id: 21270f388c (このIDを非表示/違反報告)
ゆう( ´・ω・` ) - 楓さん» 眼鏡萌えなんだよおおおおおおおおお (2012年7月26日 17時) (レス) id: afff3cd1f8 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:ゆう( ´・ω・` ) | 作成日時:2012年7月4日 21時