会いたい ページ27
私はその現実から逃げるように眠った。
その時、レンとまともに話す自信がなかった。
「ん…」
目を覚ますと、時刻は午後3時をまわっている頃だった。
食欲は無いし、だるい…
でも。
「レン…」
レンと、話がしたい。
私は机の上におかれたケータイを掴んで、電話帳を開いた。
レンの名前を見つけると、ふぅと息を吐いて発信をする。
プルルル…と鳴る無機質な音が、熱のせいか頭にひどくこだまする。
プツッと音がして、私が話そうと口を開いたけど、先に話し出したのはレンだった。
「しばらく電話すんな。いいな?」
…え?
その声は間違いなく彼氏のレンのもので、聞き間違えではない。…それなら、なんで?
なんですぐに、切ってしまうの…?
ツー、ツーというケータイの音。
私は握りしめていたそれを離した。
重力で床へとおちてゆくケータイ。
リンにもらったストラップを揺らしながら、コトンと床に落ちる。
「なん…で…。…!」
涙が溜まる目で空中を見つめていると、白い半透明なカーテン越しに車が止まっているのが見えた。
この前レンが乗っていた車と同じ、黒いワゴン車。
私が急いでカーテンを開けると、そこには…
ラッキーアイテム
革ベルト
45人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「オリジナル」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
リナ(プロフ) - おっひさぁぁぁぁ!! 最近来てなかったのだよ! さっすがゆう!神だ!← (2012年8月12日 15時) (レス) id: 66c3d20650 (このIDを非表示/違反報告)
楓(プロフ) - ゆう( ´・ω・` )さん» ありがとう!♪これから、よろしく/~ (2012年7月27日 21時) (レス) id: 21270f388c (このIDを非表示/違反報告)
にゃんここにゃんこ(プロフ) - 早く続きが読みたいよ〜ぅ☆ (2012年7月27日 15時) (レス) id: f90b577cd1 (このIDを非表示/違反報告)
楓(プロフ) - ゆう( ´・ω・` )さん» 分かりますぅぅぅぅぅぅぅぅぅww友達希望してもいいですか?遅い気もしますが; (2012年7月26日 21時) (レス) id: 21270f388c (このIDを非表示/違反報告)
ゆう( ´・ω・` ) - 楓さん» 眼鏡萌えなんだよおおおおおおおおお (2012年7月26日 17時) (レス) id: afff3cd1f8 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:ゆう( ´・ω・` ) | 作成日時:2012年7月4日 21時