Hello (ページ8)

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「これから学校？」

「うん、ロンジュンくんも？」

「うん俺も」

話しかけられてすぐ ' 同い年なんだし敬語崩してよㅋㅋ '

と言われたので、ロンジュンくんと呼ぶことにした。

彼もこれから作業をしに学校へ行くとのこと。

「そういえば、マクヒョンのお店行った？」

「昨日行ったよ」

「外観にさ桜モチーフのポスターとかあったでしょ？」

「うん、すごく素敵だった」

「あれ俺が書いたんだ」

「わあ、本当？センス良いんだね」

' そんなに褒められると恥ずい... ' と、

彼は可愛らしい笑顔で笑った。

最近会えなかったけど元気だったのか

マークさんのあの料理は本当に美味しいとか

ジャムは何派とか話していると、

あっという間に学校の最寄りに着いたので

バスを降りてキャンパスまで歩く。

「あの...ロンジュンくん」

「ん？」

「ちょっと相談が... 」

私はふとマーク先輩がバイトしているカフェを思い出した。

外に貼ってあるロンジュンくんがデザインしたポスター

色使いがすごく綺麗で、パーツ配置も完璧だった。

「今、作業があんまり進んでなくて」

「そうなの？」

「だから、その、アドバイス貰いたくて」

「俺の...？」

「うん、あのポスターがすごく素敵で」

「あははっ、俺でいいなら」

「本当？ありがとう...！」

ロンジュンくんも作業があるから、と

彫塑科の作業室にお邪魔する。

' 着替えてくるからちょっと待ってて ' と言って

更衣室に消えて行った。

デザイン科とは違う教室の雰囲気にドキドキする。

色々な作品が置いてあって、どこを見ても楽しい。

窓から吹く風も心地好くて癒される。

「お待たせ〜」

「わ、作業着可愛いㅋㅋ 」

紺色のつなぎの作業着を着て現れたロンジュンくん。

作業着には落書きがしてあって味がある。

「クラスのみんなで落書きしたんだ」

「うわ〜いいね」

「デザイン科はエプロンだっけ？」

「うん、でもまだ使ってないんだㅋㅋ 」

「じゃあさ、使うようになったら落書きしていい？ㅋㅋ 」

「ふふ、いいよ」

未来の話？もしたところで作業に取りかかる。

ロンジュンくんにデザインを見せて、アドバイスを貰う。

「ここの色を黄色にするのはどう？」

「 ...わあ、一気にイメージ変わった！」

ロンジュンくん、天才かもしれないです。
　
　
　