・ ページ4
' 先に戻ってるね〜 ' と言って大学へ戻ったふたり。
どうやら先輩はここのアルバイト生らしく、
私たちのお昼をご馳走してくれた。
けど、午後の講義まではまだもう少し余裕があるから
自腹でスイーツまで食べてカフェを後にした。
「 また明日も来ようかな〜 」
「 ソラはここ通いそうㅋㅋ 」
「 ...お金にさえ余裕があれば！ 」
「 ふふっ、でも本当に素敵なカフェだったね 」
この子ならあまりお金が無くても通いそうだけどㅋㅋ
そう思いつつ、大学までの帰路は
これから行きたいカフェの話をして盛り上がった。
......
午後の講義が始まり、教授が課題の説明をしている。
最初は 春 をイメージしてデザインを作成するみたい。
課題の説明を終えた教授は何処かに消えてしまった。
要は各自自由、ということでみんな各々に行動している。
私は窓側の席に移動し、デザインを考える。
春といえば... 桜 ピンク 柔らかい日差し 暖かい風 花
と枝分かれするように思いつくことを書き出していく。
なんか、なんかすっごく...
「 A〜 」
「 お？ソラどうしたの？ 」
「 暇だから来ちゃった 」
なんだっけ？なんて言おうとしたんだっけ...
タイミング良くソラが来て、何を思ったのか忘れてしまった。
そんなソラのいる彫塑科は早速作品作りに取りかかると。
そんなすぐに思いつくわけないじゃん〜？ と言うソラ。
まあ期限に間に合うのならいいのでは、と思ってしまう私。
「 何作ろう〜 」
「 太陽モチーフの何かとか？ 」
「 太陽？なんで？ 」
「 ソラ(솔아)の名前、sol って単語入ってるから 」
「 ロマンチック〜...いいね！太陽！ 」
すると彼女は ' 太陽といえば...自然？ ' と
さっきの私みたく枝分かれ形式で案を練り始めたから
私はまたタブレットとにらめっこを始めた。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 221人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
renjun - 話の雰囲気が好きでした！続きが見たくなりました (2023年3月25日 20時) (
レス) @page10 id: a86d198efb (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：hee | 作成日時：2023年3月19日 19時
