Hello (ページ3)

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私とソラが小さな言い合いをしていると

「 저기...(あの...) 」

と声をかけてきたロンジュンさん。

「あ！紹介するね、こっちは私の親友のA 」

「はじめまして、デザイン科1年のAです」

「わあ、デザイン科？同じ大学なんですね」

軽く自己紹介をすると、そう言って彼はふわっと笑った。

せっかくだし一緒にお昼を食べよう、と彼が誘ってくれたので

私とソラはお言葉に甘えて同席した。

私はミートソース、ソラはジェノベーゼのパスタを頼んで

ロンジュンさんはあまり食べないのか、

アップルパイをひとつとカフェラテを頼んで戻ってきた。

「ロンジュンさんはいつからこっちに？」

「高校から、どうしてもこっちの大学通いたくて」

「だから韓国語お上手なんですね」

「それもあるけど元々朝鮮族なんだㅋㅋ 」

「朝鮮族...という種族があるんですね、勉強不足で... 」

「いやいや！大丈夫だよ...ってなんだよ」

急にちょっと口が悪くなったと思ったら、

ソラがニヤニヤしながら私たちを見ていた。

「なんか、お似合いだよ？ふたり」

「いやまだ出会って数十分だよ、ソラㅋㅋ 」

「それでも！雰囲気が似てる」

私の親友はたまに爆弾発言をする。今みたいに。

生憎、一目惚れはしないタイプだ。

ロンジュンさんも困ってると思い視線を戻すと、

「そう、かな？どう思う？ㅋㅋ 」

なんてちょっと頬を赤らめていた。

どう思うって言われても...と困っていると

レジの方から声をかけられた。

「ロンジュナ、俺そろそろ学校行くけど〜」

「ヒョン！俺も戻ります」

「っと、この子たちは...？」

「同じ美術大学の子」

「お〜そうなんだ、ごゆっくり〜」

ロンジュンさんにヒョンと呼ばれたその人は

少し明るいブルーの髪が良く似合う。
　
　
　