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気になって聞いたけど、パパも大毅くんも、なぜか教えてくれない。
ちょっとスネてた、だから、外眺めてたのに、見える景色はずーっと高速道路。
面白くなくて、気づいたら、寝てた。
着いたでー！、っていう、パパのやけにワクワクした声が聞こえて、目が覚める。
「………どこ、？……」
「兵庫、」
「…兵庫って、…四国、？」
「おまえの地図どうなってんねん。笑 早よ降りんぞ、」
着いたのは、自然の中の木の家。
コテージっていってここに泊まるんだって、え、いいじゃん、めっちゃデカいし、めっちゃきれいだし、めっちゃおしゃれ。
ごろごろのバッグはパパが車から下ろして、そのまま持ってくれてたから、手ぶらのわたしがその扉を開ける。
そしたら、玄関には、すでにいくつか靴が並んでた、そりゃそうか、こんだけ広かったら、わたしたちだけで泊まるわけないよね。
知らない人との共同系には、正直、ちょっと気が落ちる、言えないけど。笑
だから、中に入って、その靴の持ち主たちの顔を見た時には、ほんとにびっくりした。
「おぉー！ 待ってたでー！！」
「…え、なんで、いるの、？」
「なんでって、ずっと言うとったやんか、またみんなで遊べたらええなぁ？って！」
照史先生と神山さんと流星くん、いや、謎の3人すぎない？笑
そう思ったけど、流星くんはパパの弟だから、照史先生はもちろん知ってて、神山さんは流星くんのお店の常連なんだって、ほんと世界って狭いよね。
とりあえず座り！なんて言われて、ソファに座る、え、めっちゃふかふか、これ絶対いいやつじゃん。笑
もちろん、向かいのも同じ、そしたら、その上に明らかにちっちゃいバッグを見つけた、あれ？照史先生の子供かな？
そう、思ったと同時に、奥の方から見えた、ハンカチで手を拭くちっちゃいからだに、テンションが上がる。
うそ、のんのところも来てんじゃん！ 一時退院できたんだ！
「おねえちゃんとおにいちゃん、きたぁーっ！」
「…のん、ひさしぶり、 元気だった、？」
「ん、げんきっ！ いまなぁ？ ひとりで、おしっこできてんっ！」
「…すごいじゃん、！ もうすぐ、オムツ卒業できるね？」
嬉しくなって、思わず、ぎゅーっと抱きしめる。
よかった、急にからだ悪くなったりしてないか、ほんとに心配してたんだよね。
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みき(プロフ) - いつも楽しく拝読しています。毎日更新されているか楽しみで、お話が続くのが嬉しいです。お忙しいとは思いますが、更新頑張ってください！ (2019年10月26日 23時) (
レス) id: 80bf883441 (このIDを非表示/違反報告)
Riru(プロフ) - のんちゃんのお手紙で涙が出ちゃいました、、西埜さんが選ぶ言葉がほんとに大好きです。 (2019年10月24日 12時) (レス) id: 52537ea43d (このIDを非表示/違反報告)
りりあん(プロフ) - 西埜さんの文章がすごく好きです！これからもずっと応援しています！ (2019年10月18日 4時) (レス) id: bb098296da (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：茉都香 | 作成日時：2019年10月15日 23時
