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スウェット越しに伝わる、コンクリートが冷たい。
もうすぐ冬だもんね、気分的にはセミが昨日まで鳴いてたのに、ほんと早いわ。
「�霤弔気鵝� �霤弔機爾鵝� 聞こえるー？ あんまりね、身体に力入れすぎたらしんどいから、ちょっと抜けるかな？」
知らない看護師さんに、からだバシバシ叩かれながら、声かけてもらって、遠いながらもなんとか意識があるまま、ガラガラとどこかに運ばれていく。
でもさ、ちょっと気づいた、これ、意識ある方が、むずかしいお医者さんの言葉とか、緊張感みたいなのがバンバン伝わってきて、正直、怖い。
前は、コンビニでぶっ倒れて、そのまま意識飛んで、気づいたら病院だったから。
今だからこそわかるけど、あの時、わたし、キューメイで、だいぶ、いろいろやられたい放題されてたよね？
たぶん、点滴とか酸素とかはもちろん、心電図、酸素測るやつ、血圧測るやつ、あと、尿カテも入ってた気がする。
だから、当たり前に今も、それと似たようなことを、やられたい放題されてんだけど、ムリ、意識あるとつらい、ってか痛い。
照史先生の声が聞こえた瞬間に、そのゴツい腕で、首絞めてほしいって思った。
Mじゃないよ、気絶させてってこと。
まじ、地獄。
ずっと、苦しくて痛くて気持ち悪くて、やっと、からだの力が抜けたころには、涙と汗で全身びしょびしょになってた。
「�霤弔気鵝△�つかれさん。 よう頑張ったな？ 今から、女性の看護師さんらが、清拭と着替えやってくれるから、楽にしててええよ？」
そしたら、急にドッとくる、疲れ。
もう、疲れすぎて、酸素マスクでがんばって息しながら、神山さんが話しかけてくれるけど、もうダメだ、目が開かない。
そんな中でも、なんとか必死にその声にうなずいてみたら、伝わったみたいで、濡れて顔に貼りついた髪を優しく分けてくれた、まじ神かよ。
また様子見にいくからな？って手握ってくれて、離れたらそのまま、ベッドごとどこかに連れて行かれる、病室かな？
遠くで、女の看護師さんが話しかけてくれてるのを、なんとなく聴きながら、完全に人形みたいに、からだを預けてた。
からだを拭いてくれるのが、思ったよりも気持ちよくて、スーッと消えるように、意識が薄れていく。
まさに、秒で寝た。
もうこんな思い、二度としたくない。
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みき(プロフ) - いつも楽しく拝読しています。毎日更新されているか楽しみで、お話が続くのが嬉しいです。お忙しいとは思いますが、更新頑張ってください！ (2019年10月26日 23時) (
レス) id: 80bf883441 (このIDを非表示/違反報告)
Riru(プロフ) - のんちゃんのお手紙で涙が出ちゃいました、、西埜さんが選ぶ言葉がほんとに大好きです。 (2019年10月24日 12時) (レス) id: 52537ea43d (このIDを非表示/違反報告)
りりあん(プロフ) - 西埜さんの文章がすごく好きです！これからもずっと応援しています！ (2019年10月18日 4時) (レス) id: bb098296da (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：茉都香 | 作成日時：2019年10月15日 23時
