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「んー、貧血やなぁ。 目の下んとこ、真っ白やわ。」
日の出を見た場所から、途中までは歩いてた。
けど、またしゃがみこんじゃって、最終的には、大毅くんに、おんぶしてもらって帰ってきた、ほんと重かったよね、ごめんね。
大毅くんが、連絡をいれてくれてたみたいで、パパはコテージの前で待っててくれてたんだけど、わたしの顔色がよっぽどひどいのか、目をまんまるにしてた。笑
早速、ベッドに寝かせられて、照史先生に診察してもらって、聴診のほかに体温も血圧も測られる、なんか気分は、もうすでにちょっと入院モード入ってるわ。
もう一時退院終わり？、そう聞いたら、とりあえず血液検査はしたいかな？だって、はぁ、それってもうほぼアウトだよね。
まだもう1週間あったはずだったのになぁ、学校も遊びもまた遠い存在になるのかと思うと、悲しくて寂しくてしかたない。
「今、ここに昨日のバーベキューの残りしかないからさ？ なんか買おてくるわ、なに食べれそう？」
「…別に、それでもいいよ、？……ってか、ごめん、パパ。 …楽しい会なのに、ぶち壊した、」
「何いうてねん、そんなことで謝ってたら珍しくパパ怒んで？笑 気にせんでええから。 なんか、お腹に優しいもん買おてくるわ。 ラクにしとき？」
ちなみに、昨日はわたし、パパにほとんどむりやり起こされて、ご飯食べたんだって、焼きかぼちゃちょっと。
そのあとちゃんと薬も飲んだんだけど、なんせ食べる量が少なかったから、それも貧血に関係してるやろうな、って照史先生が言ってた。
えー、お肉残ってんの？ 食べたかったけど、ちょっと今はムリかな、それ以外ならなんでもいけそう。
でも、優しいパパだから、お腹に優しいもんな、って、車を走らせに行ってくれた。
貧血には、足を上げたらいいんだって、だから、今わたし人生で初めて、枕を足の下に敷いてる。
これで朝の薬飲んで治ったらいいなぁ、治らなかったら、さいあくの場合、近所の救急に駆け込んで、そのまま血液検査だって。
それだけはやだから、大きく深呼吸するけど、なかなか心臓は静かにならない、まじ頼むわ。
「…おねえちゃーん、…だいじょーぶ、？」
「…ん、 ありがと、…大丈夫だよ、？」
「…のんなぁ、おねえちゃんに、おてがみかいてんっ！ げんきになーれのおてがみっ！ どーぞっ！」
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みき(プロフ) - いつも楽しく拝読しています。毎日更新されているか楽しみで、お話が続くのが嬉しいです。お忙しいとは思いますが、更新頑張ってください！ (2019年10月26日 23時) (
レス) id: 80bf883441 (このIDを非表示/違反報告)
Riru(プロフ) - のんちゃんのお手紙で涙が出ちゃいました、、西埜さんが選ぶ言葉がほんとに大好きです。 (2019年10月24日 12時) (レス) id: 52537ea43d (このIDを非表示/違反報告)
りりあん(プロフ) - 西埜さんの文章がすごく好きです！これからもずっと応援しています！ (2019年10月18日 4時) (レス) id: bb098296da (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：茉都香 | 作成日時：2019年10月15日 23時
