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そう、意気込んだはずなのに、しっかり寝かしつけた記憶がない。
あれ、どうしたっけ、神山さんがのんをベッドに運んでくれて、寝かしつけようととなりに寝転んで、そっから…え、覚えてないんだけど記憶ぶっ飛んでる？
気づいたら寝てた、ダメだね、わたし、一時退院の期間に入ってから、やりたいことと体力が割に合ってなくて、すぐに力尽きちゃう。
目が覚めると、となりにのんはいなくて、辺りは真っ暗で静かで、ってか、ヤバ、わたし、お風呂入ってないし、その前にメイク落としてなくない？
思わず飛び起きたい気持ちを抑えて、からだのために、ゆっくり起き上がる。
そしたら、枕元の携帯が点いて、その時間にびっくりした、あれ、4時45分？ 夕方の？じゃないよね、この感じ朝だよね？
あれ、晩ごはんも食べそびれた？ なんかいろいろ損した気分で、とりあえずごろごろのバッグを連れて、リビングに向かう。
いいなぁ、ちょっとバーベキューの匂いするじゃん、誰か残してくれてないのかな、ってかその前に起こせって話じゃない？ 寝てないといけないわけじゃないんだからさ？笑
複雑な気持ちだけど、いっぱい寝て、気分は清々しいから、まぁいいや、なんて思いながら、メイク落としを見つけて、洗面台へ。
そしたら、なんかわかんないけど、ふと、こんなことを思ったんだよね。
今からの時間って、日の出？が見れるんじゃないか、って。
太陽が昇る瞬間、友達の家で遊んだり飲んだりしながらオールした時に見たことあるんだけど、めっちゃきれいだった気がする。
バカだし、忘れっぽいけど、そういうことは覚えてるの、偉いでしょ？
すっぴんのまま、外に出てみた。
まだ全然暗いし、ちょっと寒いけど、深呼吸が気持ちいいことには変わりない。
改めて、いいところに連れてきてもらえたな、って思った。
どこだっけ、ここ、兵庫の四国だっけ？
「おい、どこ行くねん、」
…びっくりしたっ、ちょっと急に驚かさないでよ。
さぁ、どっちに向かおうかな、なんて、歩き出そうとした瞬間、
後ろから声がして、思わず叫びそうになった、まじでやめてよ、大毅くん。
なんで起きてんの？って聞いたら、こっちのセリフじゃ、って、ちょっと怒るの早くない？
シンプルにため息が出る、はぁ、日の出見たかったなぁ。
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みき(プロフ) - いつも楽しく拝読しています。毎日更新されているか楽しみで、お話が続くのが嬉しいです。お忙しいとは思いますが、更新頑張ってください！ (2019年10月26日 23時) (
レス) id: 80bf883441 (このIDを非表示/違反報告)
Riru(プロフ) - のんちゃんのお手紙で涙が出ちゃいました、、西埜さんが選ぶ言葉がほんとに大好きです。 (2019年10月24日 12時) (レス) id: 52537ea43d (このIDを非表示/違反報告)
りりあん(プロフ) - 西埜さんの文章がすごく好きです！これからもずっと応援しています！ (2019年10月18日 4時) (レス) id: bb098296da (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：茉都香 | 作成日時：2019年10月15日 23時
