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でも、そんなパパがいるからこそ、わたしは、大毅くんにどんだけ怒られても、めげずにいられるんだよね。
「一時退院中の自分が、周りと同じように騒いだらしんどなることぐらい、小学生でもわかるやろ、」
「…だって、…楽しかったんだもん、」
「全然言い訳になってない。」
「…なってるし、 …しかも、小学生でもわかるやろ、とか、小学生に聞いてないのに、わかるわけないじゃん、…」
あの後、そんな特別しんどいわけじゃなかったから、パパには仕事終わりに迎えにきてもらった。
それまでは、ずっと保健室のベッドの上、もー、入院してる時と全然変わんないじゃん、何のために学校行ったのよ。
車に乗っていっしょに帰って、家に着いても、まだ顔色がよくなかったみたいだったから、パパにすすめられて、ソファで横になってた。
そしたら、こういう時に限って、大毅くんが部活から帰ってくるんだよ、まじタイミング悪すぎだわ。
どうしたん？ってもうすでに怖い顔、それ見てわたしは黙ってたのに、パパが笑ってバラすから、余計に怖い顔して、わたしを睨んでくる。
おまえなあ？って、おまえって言わないでよ、わたしには、ちゃんとした名前があるんだから。
「今、そんな話してないやんけ、」
「…してたよ、 大毅くんが、小学生でもわかる、って言った、」
「それは言うたけど、会話の趣旨がちゃうやろ？って言うてんねん、」
「…ほら、言ってんじゃん、 ってか、シュシってなに？ 日本語喋ってくんない、？」
最近、大毅くん、パパの前でも、堂々とわたしのこと怒るようになった。
今まで、部屋でボソッとしか言わなかったくせに、あ、それは、前よりよく顔を合わせるようになったからか。
でも、大毅くんだって、バカなとこあるって、わたし知ってるからね、ほんと、全部全部、正しいみたいな顔してもの言わないでくれる？
そう、強気になったら、わたしもちょっとは言い返せるようになってきた。
もう、一方的に怒られ続けてるわけじゃないんだよ？ それって、結構進歩じゃない？笑
「あかん、話にならん。」
「…負け認めるんだ、？」
「アホ言え、俺の不戦勝じゃ。笑」
「はいはい、ストップストップ。 もうこれ以上は、言いません、おしまい！ ご飯できたから、大毅は、荷物置いておいで？ Aは、もう1回、手洗いうがいしとこっか？」
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みき(プロフ) - いつも楽しく拝読しています。毎日更新されているか楽しみで、お話が続くのが嬉しいです。お忙しいとは思いますが、更新頑張ってください！ (2019年10月26日 23時) (
レス) id: 80bf883441 (このIDを非表示/違反報告)
Riru(プロフ) - のんちゃんのお手紙で涙が出ちゃいました、、西埜さんが選ぶ言葉がほんとに大好きです。 (2019年10月24日 12時) (レス) id: 52537ea43d (このIDを非表示/違反報告)
りりあん(プロフ) - 西埜さんの文章がすごく好きです！これからもずっと応援しています！ (2019年10月18日 4時) (レス) id: bb098296da (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：茉都香 | 作成日時：2019年10月15日 23時
