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海人side
紫耀に電話をかけてみた。けど...
『おかけになった電話は、現在＿＿』
海人「繋がんないや...」
何コールかした後、機械的な音が流れただけ。
結局、紫耀の帰りを待つしかなかった。
心配でテレビを見る気にもなれず、かと言って話すこともなく、ただただ紫耀の帰りを待っていると...
――ガチャ
海人「あっ...紫耀？」
玄関の開く音が聞こえて、みんな一斉に立ち上がった。
廉「最初は普通に話そうな」
廉が小さく言ったのに対して、俺らも頷いた。
明るく"おかえり"って。
事情を聞くならその後。
よし、出迎えよう。
――ガチャ
あ、リビングに入ってきた。
海人「紫耀、おかえり！」
いつもの感じで出迎えた。
岸「仕事お疲れ！」
紫耀も笑顔で"ただいま"って言ってくれるはず！
なのに....
紫耀は俯いて立ったまま。
少し前髪が長くなって顔が隠れてるから、表情が分からない。
玄樹「紫耀、、どうした...紫『うぅ...ﾋｯｸ、たすけ...て...』
廉「紫耀...？」
玄樹くんの言葉を遮って、やっと言葉を発したかと思えば、紫耀の口から出た言葉は『助けて』。
その後はひたすら泣いてる紫耀に、俺らは何も言えなかった。
・
・
紫耀side
昨日の夕飯時に届いたあの人からのメール。
そこには『明日20万を持っていつもの会議室に来い』と書かれていた。
今までの最高額で、思わず『20万...』とみんなの前で呟いてしまった。
それをみんなが無視するわけがなく、『20万ってなに？』と聞かれてしまった。
ここではっきり理由を言ったら、あの人に殺されるかも...。
みんなにバレちゃいけないと思い、嘘をついた。
その後は自分の部屋に逃げたから何もなかったけど...
その日の夜は、1人で静かに泣いた。
これから俺はどうなるのか怖くて。
早くこの地獄の時間に終わりをつけたい。
でも、どうしたら終わるのか...。
馬鹿な俺には答えなんか見つからなくて。
ただただ、あの人の指示に従うしかないんだ。
そして、今日のお昼。
仕事が夜のみだったので、みんなが仕事に向かった後、自分の車で銀行に向かった。
銀行で20万をおろす。この20万をおろしたら残額はもう千円ちょっと。
紫耀「せっかくのお金が...ッ」
自分で必死に働いて、いつかの将来のためにコツコツ貯めてたお金。
これもあの人に取られてしまって、もう尽きてしまった。
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このみ(プロフ) - 笑顔さん» リクエストありがとうございます！お話できるまでお待ちくださいね！ (2020年6月13日 17時) (
レス) id: 5339af8eb4 (このIDを非表示/違反報告)
笑顔 - 良ければ,廉くんがいじめを受けて感情がなくなって笑うことも泣くこともなくなってしまい仕事にも来なくなってしまったところをメンバーが少しずつ治すみたいなの見てみたいです (2020年6月12日 23時) (レス) id: f6ecf9b35f (このIDを非表示/違反報告)
このみ(プロフ) - N.Aさん» リクエストありがとうございます！お話作るの遅くなりますがお待ちください！ (2020年5月30日 6時) (レス) id: 5339af8eb4 (このIDを非表示/違反報告)
N.A - すみません。打ち間違えてたので書き直します。いつも更新楽しみにしてます。リクエストお願いします！！！海人くんがいじめにあってでもメンバーにも隠してて、気付いた時には仕事も行けないご飯も食べれないぐらい追い込まれるがみてみたいです。よろしくお願いします (2020年5月30日 2時) (レス) id: 30154a5280 (このIDを非表示/違反報告)
N.A - いつも更新楽しみにしてます。リクエストお願いします！！！海人くんがいじめにあってでもメンバーにも隠してて仕事までかないご飯も食べれないぐらい追い込まれるがみてみたいです。よろしくお願いします。 (2020年5月30日 2時) (レス) id: 30154a5280 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：このみ | 作成日時：2020年5月12日 23時
