キンプリはパパ〜短編集〜 25

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夢花side


お皿を洗い、夢咲が眠そうだから寝かしつけ、私も休むことに。


ソファに座り、スマホを見る。


離乳食で気持ち悪くなったことがどうしても気になり、調べてみた。


すると····


夢花「えっ····」


一歳未満の赤ちゃんを育てながら二人目を妊娠してたママの体験談が書いてあるページを見つけ、そのページを表示して読んだ。


その方も、まだ妊娠に気づいてないときに赤ちゃんに離乳食あげてたら気持ち悪くなり、思い当たることがあったから検査したところ、二人目を妊娠したという。


この人と一緒だ···。


でもまだ夢咲は生後6ヶ月。


ってことは私はまだ産後6ヶ月で、まだ１年も経ってないのにまた妊娠なんて···。


そんなことはないと思いながらも、もしかしたら、という気持ちが出てくる。


たしかに、夢咲のときも匂いがだめですぐ気持ち悪くなったし。


どうしようと、不安が募った。


·



















·


それから3日後。


あれから、検査薬買って検査しようかと考えたけど、怖くてなかなかできなくて、その間に私の体調はどんどん悪化した。


離乳食だけでなく、夢咲のオムツ替えでも気持ち悪くなり、育児もままならないようになった。


さすがにこれはやばいなと思い、今日、病院に行くことにした。


私が病院に行ってる間、夢咲を預けられたらいいなと思い、実家を訪ねた。


インターフォンをならすと、パパが出てきた。


岸「おう、夢花！どうした？」


夢花「パパ、今日お休み？」


岸「おう、今日は一日オフ」


よかった、パパお休みで。


夢花「ちょっと病院行くから、夢咲預けてもいい？」


岸「病院？どうした？どっか悪い？」


夢花「あっ、えっと···あ、風邪！何か風邪っぽいから病院行こっかなって思って！」


とっさについた嘘。


岸「あー、そっか。わかった！預かるよ！」


パパにはバレず、パパは夢咲に腕を伸ばす。


パパに夢咲を渡した。


岸「大丈夫か？一人で行ける？俺も一緒に行こっか？」


夢花「ううん、一人で大丈夫！じゃあ夢咲のことお願い！」


パパに夢咲を託し、実家を出た。

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