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海人side
思い出話で盛り上がってると、いつの間にか子どもたちはブランコから降りて、公園のフェンスの近くで何やら固まってしゃがんでる。
何してるのかなーと思いながら眺めてると、また痛みが来たのか、『ふぅ···ふぅ···』と息を吐いてるAの声が聞こえた。
海人「また来た？」
「ふふ、うん···」
弱々しく笑いながら、顔を歪ませて右手でお腹を擦るA。
Aの左手に持ってるスマホを起動し、陣痛開始というボタンを一応押した。
海人「今測ってるから、収まったら教えて？」
「うん···」
俺は背中を擦る。
「ふぅ···はぁ···いったっ···」
痛みが強くなったのかな？
だんだん辛そうな声が出るようになった。
海人「痛いね···そろそろ帰る？」
「でも···子供たちまだ遊びたいと思うし···」
海人「でもほんとに陣痛だったらやばいよ？帰ったほうがいいと思うよ？」
「うん···」
海人「俺、一旦家に戻って車とってくるよ？」
「うん···」
この公園から家までは歩いて15分の距離。
まぁ近いっちゃ近いけど、もしほんとに陣痛だったらこの距離歩けないと思うし、その間に何かあったらマズい。
今来てる痛みが収まったら、家に戻って車をとってくることにした。
「ふぅ···はぁ···収まった···」
海人「収まった？」
アプリの時間を止めるボタンを押した。
海人「じゃあ一旦家に戻るね？何かあったら電話して？」
「わかった···」
俺は立ち上がり、子どもたちの元へ行った。
海人「みんなー。ママね、ちょっと痛くなったみたいだから、パパこれから家に戻って車持ってくるから、みんなはここでママと待ってて？」
心音「ママだいじょうぶ？」
海人「ママもね、不安がってると思うから、ママのそばにいてあげて、大丈夫だよって声かけてあげてくれる？」
心音「わかった！」
心音はAのとこへ走っていった。
海人「奏音も、パパが戻ってくるまでの間、ママと心音と彩音の事お願いね？」
奏音「うん！」
振り向くと、心音はAの背中を擦っていた。
うん、この子達なら大丈夫。
俺は公園を出て家へ急いだ。
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このみ(プロフ) - まるさん» 読んでくれてありがとうございます！めでたいニュースが舞い込みましたね！6ヶ月の娘を育てながらの妊娠生活、大変だろうけどきっとパパやママが支えてくれると思います！この先の流れもお楽しみに！ (2022年7月12日 13時) (
レス) id: 431cff37e1 (このIDを非表示/違反報告)
まる - 読みました!岸家にまた嬉しいニュース舞い込んできましたね!夢花ちゃん少し不安そうだったけど変わらず家族が支えてくれるんだろうなと思うと安心です。これからのお話の流れも楽しみにしてます! (2022年7月12日 11時) (レス) id: 40bf441d3d (このIDを非表示/違反報告)
このみ(プロフ) - りーさん» 追加リクありがとうございます！お話まだ作ってないので、その感じで書いてみますね！ (2022年7月12日 2時) (レス) id: 431cff37e1 (このIDを非表示/違反報告)
このみ(プロフ) - おんぷさん» 性別、名前、そちらの方はお楽しみに！ (2022年7月12日 2時) (レス) id: 431cff37e1 (このIDを非表示/違反報告)
りー(プロフ) - (続きます)だと大丈夫かな?って、自分自身がママになったけれど、弱い部分も見せちゃうような夢花ちゃんも(お話まだ出来てなかったら)入れて頂けると有難いです!名前、性別は既にもう決まってるみたいなので、そちらも楽しみにしてます! (2022年7月12日 0時) (レス) id: 49334b775f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：このみ | 作成日時：2022年7月4日 14時
