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Aside
赤ちゃんをずっと眺めてると····
紫耀「A〜」
ドアがノックされ、紫耀が入ってきた。
「あっ、紫耀」
紫耀「あれ？赤ちゃんじゃん！今日から同室？」
「うん、今日からだって。ついさっき助産師さんが連れてきてくれたの」
紫耀「そっか、ふふっ、めっちゃ可愛いね」
カートのそばに立ち、赤ちゃんの顔を覗き込む紫耀。
紫耀「A、体はどう？大丈夫？」
「ん〜、所々痛いかな笑 でも大丈夫」
紫耀「そっか。でもあんまり無理しちゃだめだよ？辛くなったらちゃんと助産師さんに言ってね？」
「うん」
紫耀「にしても可愛いね、赤ちゃん。ほっぺプニプニだし」
赤ちゃんのほっぺを指先でツンツンしてる紫耀。
その指先を見てたとき、あるものに気づいた。
「ねぇ、紫耀。どうしたの？その絆創膏」
紫耀の右手の人差し指と薬指に絆創膏が貼ってあった。
紫耀「え、いや、何でもないよ」
慌てたように、右手を隠す紫耀。
「怪我したの？」
気になって聞いてみた。
紫耀「ほんとに何もないよ。ほら、あれ、ドアに指挟んだだけ。ほら、俺、おっちょこちょいでしょ？」
目が泳いでて、視線も合わせない。
紫耀はちゃんと、相手の目を見て話す人だから、明らかに嘘付いてるって分かる。
「ねぇ、ほんとのこと言ってよ」
紫耀「別に何もないよ」
「絶対ウソでしょ」
紫耀「·····」
「ねぇ、お願い。教えて？」
紫耀「···分かった。ちゃんと話す。昨日さ、Aの出産のとき、ずっとAの手握ってたでしょ？」
「うん···」
紫耀「一日中ずっと握ってて、陣痛に耐えてるときとか息んでるときにA、俺の手強く握ってたの。それで小さい傷が何個かできてて、それに今日の朝気づいて、このまま行くとAがそれを見て自分を責めるだろうなって思って、急いで絆創膏つけて隠したの」
「そうだったんだ···ごめんね···」
たしかに私、紫耀の手を強く握ってた。
それで傷ができちゃったんだ···。
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このみ(プロフ) - りーさん» 読んでくれてありがとうございます！いつも頼りになりそうな勇太パパだけど、いざというときはもっと頼りになりそうですよね！家族、そして佐藤先生までも振り回しちゃう百花ちゃんだけど、みんなに愛されてますよね！ほんとに可愛い子です！ (2022年5月4日 12時) (
レス) id: 431cff37e1 (このIDを非表示/違反報告)
りー(プロフ) - (感想続きます)みんなを毎回、振り回しちゃうけれど、それでも可愛くて仕方ない感じがいいですよね♪ (2022年5月4日 9時) (レス) id: 49334b775f (このIDを非表示/違反報告)
りー(プロフ) - 更新ありがとうございます!奥さんが寂しくなってテレビ電話するとこ、可愛くて神くんを信頼してるのがよく分かる場面で、リモートでも神パパの存在は大きかったですよね。優太パパが双子ちゃん見たくてソワソワしちゃうの目に浮かぶし、百花ちゃんは単純だけど家族 (2022年5月4日 9時) (レス) id: 49334b775f (このIDを非表示/違反報告)
このみ(プロフ) - なっちゃんさん» 子供って単純ですよね！笑 そこがとても可愛いですよね！ (2022年5月3日 18時) (レス) id: 431cff37e1 (このIDを非表示/違反報告)
なっちゃん - 百花ちゃん、単純ですねwww. 私のいとこそっくりです‼️ (2022年5月3日 18時) (レス) @page44 id: 6d7f1baf97 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：このみ | 作成日時：2022年4月22日 18時
