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紫耀side
紫耀「お願い、咲桜ちゃん、教えて？お家を出て、俺の家に来たってことは、それほどの理由があったんでしょ？咲桜ちゃんが今思ってる事、悩んでることとか苦しさを俺も知りたい。もしよかったら教えてくれる？」
咲桜ちゃんの手を握り、反対の手で頭をなでながら優しく問いかけると、咲桜ちゃんはゆっくり口を開いた。
咲桜「だって、、、」
紫耀「うん、なに？」
咲桜「パパとママ、あそんでくれない．．．」
紫耀「遊んでくれないの？」
咲桜「さきちゃんばっかだもん．．．さくら、がまんいっぱいしてる．．．」
紫耀「そっか．．．悲しかったね．．．」
咲桜ちゃんの気持ち、めっちゃ分かる。
俺も弟がいて、弟が赤ちゃんの頃や小さい頃は、やっぱり親は弟のお世話で大変で、なかなか構ってくれなかった。
仕方ないって分かってるけど、『紫耀はお兄ちゃんだから我慢しなさい』って言われるたび、何で俺だけ我慢ばっかりしなきゃいけないんだろうって思った。
弟を羨ましく思ったり、時には『弟なんかいなければ』とも思った。
咲桜ちゃんも今、俺が小さい頃に抱いた気持ちと同じなんだろう。
咲桜ちゃんはまだ7歳。まだまだ、親に甘えたい歳なんだ。
紫耀「咲桜ちゃんの気持ち、よーく分かったよ。きっと今の気持ち、パパとママに伝えたら、パパとママも分かってくれる」
咲桜「わかんないよ．．．」
紫耀「どうして？」
咲桜「だってもう、パパとママ、さくらのこときらいだもん．．．」
紫耀「そんなことないと思うな〜。だってパパ、必死で咲桜ちゃんのこと探してたよ？俺が電話掛けたとき、すごい息切れだった。嫌いだったら、探すことすらしないよ？大好きだからこそ、咲桜ちゃんを必死で探してたんだよ。頑張って、伝えてみよう？」
咲桜「うん．．．」
その時、インターフォンがなった。
立ち上がってモニターを見ると、神の姿が写ってた。
玄関に行き、ドアを開けた。
神「ごめん、紫耀。迷惑かけて」
開けて早々、神は謝った。
紫耀「入って」
神を中に入れ、リビングに案内。
神は咲桜を見ると、すぐさま咲桜のそばに行き、そのまま抱きしめた。
神「ごめんっ、咲桜．．．はぁ、、よかった、無事で．．．」
神は心から安堵してるようだった。
そりゃあ心配だよね。7歳の女の子がこの時間に家を飛び出してるんだもん。
心配しないほうがおかしい。
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美紀(プロフ) - キンプリ大好きです最高です岩橋君寄りのオール担当ですコロナウイルスに気をつけてくださいね (2021年12月19日 14時) (
レス) id: e19dcb272d (このIDを非表示/違反報告)
このみ(プロフ) - りーさん» ブログの話も読んでくれてありがとうございます！怒ったあとで、怒ってごめんねって謝ってそうですよね！甘やかさずにダメなことはダメって教えて、いいパパです！ (2021年10月24日 20時) (レス) id: 431cff37e1 (このIDを非表示/違反報告)
このみ(プロフ) - はるかさん» 読んでくれてありがとうございます！大事だってことをちゃんと言葉にして伝えてくれて、結花ちゃんもきっと嬉しかったと思います！ゆうくんも、もっと逞しい彼氏になりそうですね！ (2021年10月24日 20時) (レス) id: 431cff37e1 (このIDを非表示/違反報告)
りー(プロフ) - ブログの話の、紫耀パパが危ないから怒っちゃうのを想像しながら、きっと後でごめんね。って謝りつつも、危ないからダメって事をちゃんと教えてあげてそうで、そんな姿が目に浮かびました♪ (2021年10月24日 20時) (レス) id: 49334b775f (このIDを非表示/違反報告)
はるか(プロフ) - 小説読みました！結花ちゃんを、岸くんは大事で愛してる事をきちんと言葉にして味方な事を伝えてあげる、優しくて素敵なパパで、ゆうくんも守りきれなかった悔しさをバネに、これからはずっと結花ちゃんを守ってあげる逞しい彼氏になる感じがしました！ (2021年10月24日 20時) (レス) id: 5a59404731 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：このみ | 作成日時：2021年9月26日 20時
