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恥ずかしさと情けなさで項垂れた私を
「A」
ユノはさっきより柔らかい声で呼んだ。
恐る恐る顔を上げる。
ユノは声と同じ表情。
「うん」
「俺たち、付き合ってみる？」
「えっ」
えー！！
バッグを落としたのも気付かないほどびっくりしてる間に
すーっと距離を詰めたユノ。
あ、れ？
何か聞いたことある、ような...？
そこまで思った時、ユノの顔が近付いてきてて...
半開きの赤い唇
目を伏せるのに合わせて動く意外と長い睫毛
何も考えられなくなり
頬に伸びて来た手が、親指で目の下を撫でたのを合図に
目を閉じた。
もう片方の手が腰に回り、目を閉じててもユノが二人の間の距離を詰めてきてるのが分かる。
ゆっくりゆっくり...
.........ん？
でもいつまで経っても距離はなくならない。
何で？
目を開けた。
こぶし２コ分の距離のユノと目が合う。
あれ？
「キスされると思った？」
ハッ。
また？！
この前と全く同じにからかわれた！！
でも今！？
信じらんない！！！
ユノは
「返事は？」
って少し笑ってる。
はぁ？返事？
思うでしょ？！思わない方がおかしいでしょ？！
思ったけど
「キスされるとか思ってないし！！」
頬の手も腰の手もはねのけて立ち上がったら、ユノも立ち上がった。
もう絶対帰る！
掴まったら足を踏みつけてでも振り切る！
でも一言言わなきゃ気が済まなくて、立ち上がっても尚距離の近いユノを下から思いっきり睨み付けた。
「今からかうなんてひどすぎる。百年の恋もさめた気分だよ！」
言った瞬間
目の前が暗くなり
何が起こった？
なんて...すぐに分かった。
全身を包むユノの香りと温もり。
え？待って。何で抱き締められてるの？！
「返事ってそっちの返事じゃない」
え？
顔を上げようとすると、更にぎゅっとされてちょうど胸の辺りに頬がぴったりくっついた。
だから気付いた。
ドッドッドッ
私と変わらないくらい早いユノの鼓動。
何でこんなユノがドキドキしてんの？
「付き合ってみる？って方の返事」
「...え...えっ？！」
何、何どういうこと？！
脱力していた手を滑り込ませて思いきり胸を押し、顔を上げた。
もう理解能力の許容範囲を完全に越えて...
「何？」
逆に冷静になる。
「え？」
見たことないほど頬を赤くしたユノ。
「何で抱き締めてんの？」
「...お前、逃げるから」
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れさ(プロフ) - makimakiさん» そう言って貰えて本気で嬉しいです(>_<)チャミペンさんなんですね！私も最早誰ペンなのか分からないトンペンです; (2018年3月27日 23時) (
レス) id: 4f26b9a3fc (このIDを非表示/違反報告)
makimaki(プロフ) - 楽しかったぁ(≧∇≦)事件簿まで読破しました♪♪残すところあと少しって寂しいかも……最近ユノ作品にハマり気味です((^_^;)チャミペンですけどね。もちろんトンペンなので2人とも好きには変わりありませんけど...ｴﾍｯ (2018年3月27日 19時) (レス) id: 15860040e0 (このIDを非表示/違反報告)
れさ(プロフ) - のりのりさん» ユノ編はユノがガンガン攻めるというより首筋にキス程度の攻めでと考えてます(//∇//)( 鼻血噴出より鼻血タラリくらい？(笑)) (2016年2月9日 23時) (レス) id: a69c31a826 (このIDを非表示/違反報告)
のりのり(プロフ) - 首筋にキスとか…:(；ﾞﾟ'ωﾟ'): 正気じゃいられませんわ （笑）鼻血ものです( ￣▽￣) ユノが悩んじゃう ユノ編 楽しみにしてます(≧ω≦) (2016年2月9日 19時) (レス) id: 21fe8feb28 (このIDを非表示/違反報告)
れさ(プロフ) - ほし☆いちさん» そっちだよ！(笑)朝からでも全然平気だけどね？ (2016年2月6日 22時) (レス) id: a69c31a826 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：れさ
| 作成日時：2016年1月3日 18時
