・ ページ32
不機嫌というより心が沈む。
地味なイメチェン頑張ったのに...意識されなかった...
はぁ
無理矢理笑顔を作る。
「ユノ、昔からモテモテだったもんね」
「そう、でもないだろ」
今のようにきらびやかな世界にいなかった時でもユノは周りを惹き付けていた。
「ヒョンには女性が蟻のように群がってきます」
蟻のようにユノに群がる女性たち。
想像して笑ったけど
私はその中の一人か...
それよりも“幼馴染み”を選ぶのが正解じゃない？
吹っ切る為に私も焼酎を頼む。
お酒の力もあって普通に笑えるようになった時
「じゃ僕は帰りますから」
チャンミンが帰った。
「デート楽しんでね〜」
と言いつつ
ユノと二人...不安。
諦めなくちゃいけないのにドキドキするし。
私変なこと言っちゃわないかな...？
もしそうなっても飲み過ぎたせいに出来るように飲もう！
ユノの視線を感じつつ心に決めて
「まだ、飲む？」
オーダーする気満々で腰を浮かせると
「いや、いい」
ユノの雰囲気にまた不機嫌さが滲んでいて、目が座れと言っている。
そんなユノの口から出たのは
「チャンミンさ、」
チャンミンの名前。
「いい子だよな」
え？何が言いたい？
「そうだね」
「よく会ってるんだろ？」
「よくか分からないけど。うん」
「二人きりで？」
「え？まあ、そうだけど？」
気軽に二人きりで会うなってこと？
いい子だから付き合わせるなって？
そんな感じの事が言いたいのかと思ってたから...
「どんな話を？」
「え」
戸惑った。
「お酒飲みながらだから...色んな話？」
「色んなって？最近どんな話した？」
何でそんなに突っ込んでくるの？！
話なんてユノの事。
“友だちから恋人になる”ミッションのミーティングだよ。
とは口が裂けても言えない。
「相談...かな...」
濁したら
ユノは眉間に皺を寄せた。
そのまま
チラッと私を見てテーブルのグラスを見て
「チャンミンが好き？」
また私を見た。
まさか“そんな”好きだと思わないから
「あー...うん。好き」
答えたら...
「言わないのか？」
「え？」
何を？
「チャンミンに」
「チャンミンに？」
「好きって」
「は？」
ユノの言う好きって...そっち！？
「そんな顔して...俺が気付いてないと思ったか」
ユノは呆れたように笑った。
あれ？前にもこんなようなこと言われなかった？
確かうちの店で...
「ねえ...何でそう思うの？」
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 770人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「東方神起」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
れさ(プロフ) - makimakiさん» そう言って貰えて本気で嬉しいです(>_<)チャミペンさんなんですね！私も最早誰ペンなのか分からないトンペンです; (2018年3月27日 23時) (
レス) id: 4f26b9a3fc (このIDを非表示/違反報告)
makimaki(プロフ) - 楽しかったぁ(≧∇≦)事件簿まで読破しました♪♪残すところあと少しって寂しいかも……最近ユノ作品にハマり気味です((^_^;)チャミペンですけどね。もちろんトンペンなので2人とも好きには変わりありませんけど...ｴﾍｯ (2018年3月27日 19時) (レス) id: 15860040e0 (このIDを非表示/違反報告)
れさ(プロフ) - のりのりさん» ユノ編はユノがガンガン攻めるというより首筋にキス程度の攻めでと考えてます(//∇//)( 鼻血噴出より鼻血タラリくらい？(笑)) (2016年2月9日 23時) (レス) id: a69c31a826 (このIDを非表示/違反報告)
のりのり(プロフ) - 首筋にキスとか…:(；ﾞﾟ'ωﾟ'): 正気じゃいられませんわ （笑）鼻血ものです( ￣▽￣) ユノが悩んじゃう ユノ編 楽しみにしてます(≧ω≦) (2016年2月9日 19時) (レス) id: 21fe8feb28 (このIDを非表示/違反報告)
れさ(プロフ) - ほし☆いちさん» そっちだよ！(笑)朝からでも全然平気だけどね？ (2016年2月6日 22時) (レス) id: a69c31a826 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：れさ
| 作成日時：2016年1月3日 18時
