ここから少しユノサイド ページ26
ある部分において、世の中には鈍い人と鈍くない人がいる。
俺は残念ながら前者で、“ある部分”自分への恋愛的好意に疎い。
思いがけない突然の告白は数知れず...
期待を持たしちゃいけないけどすぐに断るのも悪い。
だから状況が許せば少し一緒の時間を過ごして、相手に合わせた断り方をするようしている...けど
時に心が動いて、ただの友だちになることもあれば断らず付き合うこともある。
まあ、そんなことは稀。
ウンジュはその稀な例。
聡明で物事の機微を分かっている所がいいなと思った。
でもそれは付き合う理由にしては自分本意だし...恋ではない。
そうだと気付く前に
“あれ？A？”
思わぬ所でAに再会。
“おぉ。久しぶり”
驚くとまんまるになる目もポカンと開けた可愛い口も変わらない。
何年ぶりか分からないくらいなのに、店に入ってすぐにAだと分かった。
こっちに出て来てることは共通の友だちから聞いていたが
“昨日Aと飲んでさ”
“えー、本当に？俺も呼んでよ”
“ユノは仕事だって言ってたろ？”
そんなすれ違いで会う機会がなく...
小学生の時に転校してきたA。
目を白黒させながら、拙い言葉で懸命に自己紹介する姿はハッキリ覚えている。
なぜなら生まれて初めて女の子にドキドキしたから。
隣の席だからとあれこれ構ううちにAはすぐに周りに馴染んだ。
でも本当は小学生に似合わないほどの努力をしてたことを知っている。
いつの時かAのお母さんから聞いた。
そんなのおくびにも出さないAはすっきりした性格で、よく遊ぶ仲良しの一人だった。
そういえば勉強と称してみんなで俺の家に泊まりに来たこともあったな...
エステの間中、懐かしい記憶が浮かんできて...
胸が踊った。
“この後食事でも行かない？”
“うん！”
“ユノ変わらないね”
“Aだって”
お互い大人になって見掛けこそ変わったものの、笑顔も仕草も全然変わらない。
“イルジュンから色々聞いてたんだよ”
“私もユノのこと聞いてた”
“知ってる？ミンジお母さんになったの”
“え？いつ？”
お互いや友だちの近況を夢中になって話してたら...
“ん？電話なってない？”
“私？”
“俺もだ”
““あ。””
デートの予定を忘れていた。お互い。
でもこのままAと別れるのは名残惜しく...
焦って彼氏に電話しようとするAの手を止めた。
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れさ(プロフ) - makimakiさん» そう言って貰えて本気で嬉しいです(>_<)チャミペンさんなんですね！私も最早誰ペンなのか分からないトンペンです; (2018年3月27日 23時) (
レス) id: 4f26b9a3fc (このIDを非表示/違反報告)
makimaki(プロフ) - 楽しかったぁ(≧∇≦)事件簿まで読破しました♪♪残すところあと少しって寂しいかも……最近ユノ作品にハマり気味です((^_^;)チャミペンですけどね。もちろんトンペンなので2人とも好きには変わりありませんけど...ｴﾍｯ (2018年3月27日 19時) (レス) id: 15860040e0 (このIDを非表示/違反報告)
れさ(プロフ) - のりのりさん» ユノ編はユノがガンガン攻めるというより首筋にキス程度の攻めでと考えてます(//∇//)( 鼻血噴出より鼻血タラリくらい？(笑)) (2016年2月9日 23時) (レス) id: a69c31a826 (このIDを非表示/違反報告)
のりのり(プロフ) - 首筋にキスとか…:(；ﾞﾟ'ωﾟ'): 正気じゃいられませんわ （笑）鼻血ものです( ￣▽￣) ユノが悩んじゃう ユノ編 楽しみにしてます(≧ω≦) (2016年2月9日 19時) (レス) id: 21fe8feb28 (このIDを非表示/違反報告)
れさ(プロフ) - ほし☆いちさん» そっちだよ！(笑)朝からでも全然平気だけどね？ (2016年2月6日 22時) (レス) id: a69c31a826 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：れさ
| 作成日時：2016年1月3日 18時
