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「...」
「...」
でも待ってもユノは何も言わない。
まあ、そんなの考えたこともないとか言われるより無言の方がまし...？
あーあ。
ユノにとって私は幼馴染みで友だちなんだ。
がっかりってよりやっぱりって思いながら
「パックするから両手しばらく動かせなくなるよ。いい？」
ハンドケアの仕上げに入るはずだった。
でも...
一瞬の出来事。
ガタッ
突然、椅子を引く音が響く。
え？
ユノは私たちの間にあるテーブルに身を乗り出してきて...
オイルを拭き取ったばかりの片手で私の頬を包むと
真面目な顔で
「俺たち」
そこで言葉を切り
ぐっと顔を近付けた。
ど、どうしたの！？
友だちでは有り得ない距離に、硬直＆パニック。
「付き合ってみる？」
...はい？
空耳？！幻聴？！
あ、どっちも一緒だ
なんて自分に突っ込んでる間に
「...」
色っぽく目を伏せたユノが更に近付いてきて...
うわわっ
思わず仰け反り、ぎゅっと目を瞑る。
鼻先に体温を感じた所で...
「...ふっ」
ユノはパッと手を離し
「なんてな」
アハハーって笑った。
...なに！？
何が起こった！？
呆然としてる私とは目を合わせず、ストンと座ったユノは
「キスされると思ったか？」
な訳ないだろうって感じでケラケラ笑ってる。
そこでようやく理解した。
...からかわれた。
ふざけんな！
「帰って！」
「え？」
「もう終わったから」
「でも...」
「終わり！」
この時は怒りが先に立って、何か言ってるユノを無理矢理帰らせた。
その後...落ち込んだ。
“ユノにとって私は友だち”だけど...
頑張ればいけるかもしれないって心のどこかで思ってた。
それが砕け散った。
だから翌日。
日課になっていたユノへのモーニングコールはもちろん、チャンミンからの連絡も無視しまくって...
仕事が終わるとお酒を買い込んで帰った。
失恋したらここ何年かはチャンミンに付き合って貰ってたけど、それは半分飲む口実...
今回はいつもと違う。
チャンミン協力してくれてたから話すべきなんだろうな...
でも今は、いや。
考えたくない。
この期に及んで、諦めたくないんだもん。
今まで味わった事のない気分をもて余して、好調にビールを空けていると...
ピンポーン
インターホンが鳴った。
あ。
モニターにチャンミンが映っている。
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れさ(プロフ) - makimakiさん» そう言って貰えて本気で嬉しいです(>_<)チャミペンさんなんですね！私も最早誰ペンなのか分からないトンペンです; (2018年3月27日 23時) (
レス) id: 4f26b9a3fc (このIDを非表示/違反報告)
makimaki(プロフ) - 楽しかったぁ(≧∇≦)事件簿まで読破しました♪♪残すところあと少しって寂しいかも……最近ユノ作品にハマり気味です((^_^;)チャミペンですけどね。もちろんトンペンなので2人とも好きには変わりありませんけど...ｴﾍｯ (2018年3月27日 19時) (レス) id: 15860040e0 (このIDを非表示/違反報告)
れさ(プロフ) - のりのりさん» ユノ編はユノがガンガン攻めるというより首筋にキス程度の攻めでと考えてます(//∇//)( 鼻血噴出より鼻血タラリくらい？(笑)) (2016年2月9日 23時) (レス) id: a69c31a826 (このIDを非表示/違反報告)
のりのり(プロフ) - 首筋にキスとか…:(；ﾞﾟ'ωﾟ'): 正気じゃいられませんわ （笑）鼻血ものです( ￣▽￣) ユノが悩んじゃう ユノ編 楽しみにしてます(≧ω≦) (2016年2月9日 19時) (レス) id: 21fe8feb28 (このIDを非表示/違反報告)
れさ(プロフ) - ほし☆いちさん» そっちだよ！(笑)朝からでも全然平気だけどね？ (2016年2月6日 22時) (レス) id: a69c31a826 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：れさ
| 作成日時：2016年1月3日 18時
