・・ (ちょっとだけ番外編) - 私 - ページ25
ユノはこんな乱暴に私に触れない。
無言で痛いほど手を引いたりしない。
それに...
って今はそうじゃなくて
ユノ、なにに怒ってるの...？
「ユノ...」
謀らずも震えた声にピクリとも反応しないユノ。
やっぱり怒ってる...んだと思う。
断言出来ないのは、初めて見る顔だから。
冷たく静かな目。
学生時代。何度か本気で怒ってるユノを見たことはあるけど、正面から見た訳じゃないから...
ユノは基本穏やか。
妬いたふりして膨れるのは最早ネタになってるし、小さなことでケンカなんてのも今のところない。
必死で原因を考える頭に浮かんできたのは少し前のこと...
*今更ですが、ジヘちゃんの結婚を勝手に祝福してちょっと番外編です。ただ出てくるだけですが*
『久しぶりー！オンニ』
「わー！久しぶり。ジヘちゃんー！ 」
ユノの妹のジヘちゃん。
実はユノが地元を出てからそれまでよりも仲良くなった感じで
それから定期的に連絡はとっていたものの、タイミングが悪くて会ってなかったんだけど。
やっと時間が合ったその日。
外で食事をしただけじゃ話し足りず
『オンニ。飲もう！』
「ワインいく？」
我が家に落ち着いた。
「あ、そうだ。彼氏どんな人なの？」
『電話で言ったじゃん』
「聞いたけどさ。あ、この待ち受け彼氏？」
『そー。あのね、』
嬉しくて、楽しくて...
「ただいまー」
夜にユノが来ることを忘れていた。
『オッパ？！』
「ジヘ？！え？は？」
『オンニ？え？今オッパただいまって言った？！』
「A、言ってなかったのか？」
「あ、えっと、その」
あわあわしてるうちにユノが付き合ってるって簡潔に言ってくれたんだけど...
『いつから？』
『どっちから？』
ジヘちゃんが突っ込んでくるから
「あはは...ジヘちゃんこそどっちから？」
ジヘちゃんの彼氏の話にシフトさせた。
それがあまりにも映画のような素敵ストーリーで
「それでそれで？」
『でね？』
前のめりで聞いちゃってて
そんな私たちを
「俺に内緒の話ー？」
ユノは笑いながら見てたんだけど...
『オッパー...？』
「あれ？いない...え。お風呂？」
気付けばいなくなってた。
忙しい中せっかく来てくれたのに...やっちゃった...
一気に自己嫌悪の私とは反対に、ジヘちゃんは落ち着いたもので...
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 477人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「東方神起」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
れさ(プロフ) - ほし☆いちさん» ここしかないと思ってとうとう出しちゃったーヽ(´▽｀)/ 飛びかかって嗅ぐ感じで！(書いてないけど ) (2017年4月10日 20時) (
レス) id: 4f26b9a3fc (このIDを非表示/違反報告)
ほし☆いち(プロフ) - ど！ぎょ！ん！す！来てたーーー!!!!(///∇///)するするするする！エイプリルフール！どんなにコワイ仕返し来てもド氏とイチャつきたい…(そこまではしてない？笑) (2017年4月10日 3時) (レス) id: 2ee7cf8922 (このIDを非表示/違反報告)
れさ(プロフ) - wakaさん» 遅くなってすみません！いえいえ読みたいって言って貰えて幸せです(//∇//) (2017年1月26日 19時) (レス) id: 4f26b9a3fc (このIDを非表示/違反報告)
waka(プロフ) - バレンタインもセンイルもって欲張り読者かな？？読みたい！wwwwwれさちゃん、よろしくでーす←簡単に言っちゃってごめん (2017年1月24日 6時) (レス) id: 2c21ad0cad (このIDを非表示/違反報告)
れさ(プロフ) - wakaさん» ドンへ、可愛いですよね〜^^wakaさん、度々ネタに詰まりますが、そんな時の励まし今年もよろしくお願いします！ (2017年1月13日 10時) (レス) id: 4f26b9a3fc (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：れさ
| 作成日時：2016年7月6日 22時
