・・ - 私 - ページ20
チャンミンと会った二日後。
ユノは珍しく早めの時間に来た。
「来週から日本なんだ」
「そっか......寂しい、な」
たった一週間離れるだけなのに涙ぐみそう
「A、顔上げて？」
「...無理」
素直な気持ちを口に出すと想いが強くなるから嫌だったんだと気付いた。
そしてユノの無邪気なリアクションは最初だけで...
ユノの視線を避けるように“何か飲む？”なんてキッチンに足を向けると
「無理？」
クスっと笑う声と共に近づく気配。
うわっ
「ねぇ」
長い手に捕まって、背中からすっぽり胸の中。
「俺も寂しい」
「一緒に行く？日本」
戯れの甘い言葉と耳にかかる微かな吐息に
「行かない！」
決して可愛くはなれないんだけど...
可愛いって低く囁かれ
「ちょっ...！」
お腹に手を回されたまま、方向を変えられてぐいぐい向かう先はソファ。
辿り着くとひょいと抱き上げられて
「わっ」
座らされ
目を白黒させてる間にユノはソファの前にしゃがみこんで、私を閉じ込めるようにソファの背に手を掛ける。
あー今日は一段と甘い...
目線を合わせたユノは鼻先まで近付いた後、ピタッと止まった。
あ、れ？
てっきりキスだとばかり...
ドキドキしつつ、伏せてた目を上げると
口元にうっすら笑みを浮かべたユノは、距離を開けたままじっと私を見てた。
嬉しそうというか満足そうで穏やかで...
でもどこか今にも噛みついてきそうな熱が見え隠れする視線。
「...なに？」
「ん？んー」
一定の距離はなくならない。
その目、耐えられないんだけど
「本当に何？」
恥ずかしさから怒った振りで眉を潜めると
「恥ずかしい？」
ニヤリとするユノ。
はい？
その通りだけど、何？
更に睨むと
視線が熱さを増して
「この顔。俺だけの顔に見せる顔」
一人言のように呟き
え。どんな顔？！
今度は返事する暇もなく
「もっと見せて？」
視線以上に熱い唇が重なった。
「っ...ぁ..灯り..消して？」
「むり..っ」
形だけ抵抗する両手を片手で纏められて、ラグに沈む。
「こっち見ろって」
最近の甘さに加え、ユノはどこか荒々しく執拗だった。
それはしばらく離れるせいだと思っていた。
そしてユノの甘さにまたも転勤のことはすっぽり頭からなくなり、言えてないことに気付いたのは次の日。
「いってきます」
帰ってきてからでも、いいかな...
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れさ(プロフ) - ほし☆いちさん» ここしかないと思ってとうとう出しちゃったーヽ(´▽｀)/ 飛びかかって嗅ぐ感じで！(書いてないけど ) (2017年4月10日 20時) (
レス) id: 4f26b9a3fc (このIDを非表示/違反報告)
ほし☆いち(プロフ) - ど！ぎょ！ん！す！来てたーーー!!!!(///∇///)するするするする！エイプリルフール！どんなにコワイ仕返し来てもド氏とイチャつきたい…(そこまではしてない？笑) (2017年4月10日 3時) (レス) id: 2ee7cf8922 (このIDを非表示/違反報告)
れさ(プロフ) - wakaさん» 遅くなってすみません！いえいえ読みたいって言って貰えて幸せです(//∇//) (2017年1月26日 19時) (レス) id: 4f26b9a3fc (このIDを非表示/違反報告)
waka(プロフ) - バレンタインもセンイルもって欲張り読者かな？？読みたい！wwwwwれさちゃん、よろしくでーす←簡単に言っちゃってごめん (2017年1月24日 6時) (レス) id: 2c21ad0cad (このIDを非表示/違反報告)
れさ(プロフ) - wakaさん» ドンへ、可愛いですよね〜^^wakaさん、度々ネタに詰まりますが、そんな時の励まし今年もよろしくお願いします！ (2017年1月13日 10時) (レス) id: 4f26b9a3fc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：れさ
| 作成日時：2016年7月6日 22時
