side-C ページ9
Aヌナとはもう何年の付き合いだろう？
初対面はユノヒョンの家。
滅多に行かないけどたまたま用事があって、仕事帰りに寄った時だった。
仕事中食事の暇もなく、お腹が空いていたからついでにヒョンの家で途中テイクアウトしたチキンを食べていたら
“あ！”
携帯を見ていたヒョンは
“友だちが忘れ物を持って来てくれるって言ってんだけど、いいか？”
だったか、そんな感じの事を言った。
帰ろうと思ったけど
チキンは食べ始めたばかり。
それに
“構えなくても大丈夫。いいやつだし、お前を見て騒いだりしない”
って言ったヒョンの顔がすごく嬉しそうで...
その友だちは特別な人なんだと思わせて
しかもそれが幼馴染みで女性というから
興味が湧いた。
“あ、こんばんは”
Aヌナの第一声は何ともあっけらかんとしていて、僕を見て全く顔色を変えずに微笑み
“突然お邪魔してすみません”
会釈。
忘れ物は玄関で渡し終えたのだろうか。
“ユノの部屋、意外とおしゃれだね”
ヌナはまるでちょこっと部屋を見てみたかったって風に
“じゃ”
帰ろうとしたから
“一緒に食べない？”
ヒョンが慌てたように引き止めた、んだっけ...
それから...一緒にチキンを食べて...
ヒョンがヌナを完全に信頼してるのが分かり、僕も警戒せずに
何きっかけか忘れたけど連絡先を交換して...
気が付けば飲み友だちになっていた。
正確には
“チャンミン〜またフラれた〜”
ヌナが失恋した時に付き合う飲み友だち。
そんなの僕が都合よく使われてるみたいだけど、違う。
“今度は何ヵ月？”
ヌナの恋愛話をつまみに飲むのは楽しい。
...あと、本人には言わないけど
ヌナには飾らない自分でいられるというか...まるで本当の姉のように話せるからリラックス出来る。
それに...
“他に好きな人いるだろ？ってフラれたのよ？！また！！”
振った彼氏も“他に”って気付いてる通り、どう考えてもヌナはユノヒョンが好きなのに
本人は全く気付いてない。
“Aがさ、”“Aがね、”
しょっちゅう僕にヌナの話をするヒョンも同じなんだと思うんだけど。
二人は...気付かないままなのかな？
そんな興味も相まってAヌナと飲み友だちの関係を深めていた。
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れさ(プロフ) - ゆうさん» こちらこそありがとうございます！そう言って貰えて本当に嬉しいです(*´∀`) (2016年5月4日 1時) (
レス) id: a69c31a826 (このIDを非表示/違反報告)
ゆう(プロフ) - お疲れ様でした。 ありがとうございます(*'-'*) もう、ドキドキしちゃいました〜 このシリーズ大好きです(*^^*) (2016年5月3日 22時) (レス) id: 6d5d1cf67a (このIDを非表示/違反報告)
れさ(プロフ) - jumpanaさん» ありがとうございます(^^)v楽しんで頂けましたら嬉しいです！ (2016年5月3日 20時) (レス) id: a69c31a826 (このIDを非表示/違反報告)
れさ(プロフ) - ほし☆いちさん» ありがとー！ユノじゃなかったら許されないよね？ (2016年5月3日 20時) (レス) id: a69c31a826 (このIDを非表示/違反報告)
jumpana(プロフ) - お疲れ様でした。とっても素敵（≧∇≦） ありがとうございました！ (2016年5月3日 13時) (レス) id: 1ddf45977b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：れさ
| 作成日時：2016年2月16日 0時
