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のに、今度はAが顔を隠すように俺の胸に顔を押し付ける。
「聞こえたか？」
うんうん、これは肯定？
「何か言えよ」
いやいや？何だこれ。ちょっと可愛い。
でも
「おい」
どんな顔してる？
「顔見せて？」
でもAは顔を上げない。
はぁぁ
「俺だって恥ずかしいんだって」
そう言ってもAはそのままだから諦めて、胸にしがみつかれてる状況を受け入れた。
いい匂いはシャンプー？
鼻先を頭に埋めてみたら堪らない気持ちになってきて、暴走しないように揺れる。
俺に完全に身を任せてるAも一緒にゆらゆら。
ゆりかごのような動きに激しかった心臓が少しだけ落ち着いた頃
「付き合うの？」
って聞こえてきた。
「は？」
って、俺たちのことだよな？
「なにぃ？」
付き合うの？って当たり前じゃないか！
べりっと胸からAを引っ剥がすと
エヘヘ
ってその笑みは可愛くないからな？！
「俺の好きとお前の好きは違うのか？」
「え？！違うの？！」
「違わない」
照れてるんだろ？
「お互い好きなのにまだダブルデート続ける気か？」
「ユノ彼女いるの？」
考えたらもうずっといない。
「お前はいるのか？」
「いないよ！」
「俺もいない。ダブルデートする気もない」
「私だって、ない。ユノの隣に誰かいるなんてやだもん」
俺も素直になる。
「俺だってAが他の男にあーんとかしてるの見たくない」
そん時は“仲良いな”とか言ったけど...嫌な気持ちになってた。
改めて何で俺今まで気付かなかったんだろう？って思った。
もっと早く気付きたかった。
無意識に俺の両手はAの頬にあり
もうキスしてもいい？
「A」
さっきとは違い少し余裕が出てきた。
「さっき、本当に思わなかった？」
主語が抜けてるけどキスのことだって分かるよな？
「思わなかった！」
むっすーとしてるその顔も可愛い。
「そ？俺は...その気だったんだけど」
「今は？」
Aは更に視線を尖らせて
「全然思ってないっ！」
可愛すぎて笑いそう。
「思ってなくてもするけどな？」
控え目に重ねた唇は
しっとりと柔らかく...
がっつきそうな自分にブレーキを掛けた。
「A？」
「好きだよ」
「...私も...好き」
やっと伝い合えて
友だちから恋人へ。
俺は簡単にシフト出来た。
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れさ(プロフ) - ゆうさん» こちらこそありがとうございます！そう言って貰えて本当に嬉しいです(*´∀`) (2016年5月4日 1時) (
レス) id: a69c31a826 (このIDを非表示/違反報告)
ゆう(プロフ) - お疲れ様でした。 ありがとうございます(*'-'*) もう、ドキドキしちゃいました〜 このシリーズ大好きです(*^^*) (2016年5月3日 22時) (レス) id: 6d5d1cf67a (このIDを非表示/違反報告)
れさ(プロフ) - jumpanaさん» ありがとうございます(^^)v楽しんで頂けましたら嬉しいです！ (2016年5月3日 20時) (レス) id: a69c31a826 (このIDを非表示/違反報告)
れさ(プロフ) - ほし☆いちさん» ありがとー！ユノじゃなかったら許されないよね？ (2016年5月3日 20時) (レス) id: a69c31a826 (このIDを非表示/違反報告)
jumpana(プロフ) - お疲れ様でした。とっても素敵（≧∇≦） ありがとうございました！ (2016年5月3日 13時) (レス) id: 1ddf45977b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：れさ
| 作成日時：2016年2月16日 0時
