友だちから彼氏に... - 私 - ページ49
「行くか」って言ったっきり喋らないユノ。
え...っと...
色々の大騒ぎで、掻き消されてたけど
何か...迫られて？以来の二人きり。
あぁ、あれもイライラしてのことだった？
うわぁぁ
思い出しては赤面しつつ納得してたら...
「あ。どっちのホテルだっけ？」
ハンドルを持って横目で私を見たユノ。
その流し目にドッキーン
「あ、こっちの...だと、思う」
しどろもどろに答えてて、気付いた。
ユノはホテルまで送ってくれてるの？よね？
ペンションにも泊まる予定じゃなかったし...？
意味なくバッグをごそごそしていると携帯が震えた。
ん？メール？チャンミン？
“シャツは洗ってから返してくださいね”
あ、だね。はいはい。
“今日は邪魔しませんから”
「え？」
思わず上げてしまった声に
「どうした？」
反応したユノ。
「な、なんでもない」
誤魔化して下にスクロールする。
“明日ヒョンは仕事夕方からだから”
「ええ！？」
「なに？誰から？」
「チャンミンから」
「なんだって？」
「せ、洗濯して返してって！シャツ」
ユノも泊まるの？一緒に？
いや！何このお膳立て！！
待て待て。チャンミンが勝手に言ってるだけ？
それからユノもまた喋らなくなって、泊まるの？って聞けないまま...
部屋に着いた。
「おー。すげー」
上層階の部屋に無邪気に歓声を上げるユノ。
「すげーって普段もっといい部屋泊まってるんじゃないの？」
よしよし。私普通に話せてる。
「国内でホテル泊まることあんまないからさ」
そっか
「イルジュン本当によかったのかな？」
「え？」
「ここ私たちに、さ...」
言うとユノはちょっとはにかんで目を反らした。
「あ、あ。せっかくウンジュの為に奮発した部屋だもんね！電話してみる」
ってバッグに手を突っ込んで
「っくしゅっ」
こんなタイミングでくしゃみ...
決まり悪くえへへって笑いかけたら
背中からふわっと温もりに包まれた。
「電話しなくていい」
突然のことに固まって言葉が出ない。
「体、冷えてる。このままじゃ風邪ひくから...みんなに知られててこういうのあれだけど。今日はイルジュンに甘えよう」
あれだけどとか微妙だけど
その声は低く、優しく
まるで幼な子に語りかけるような甘さを含んでいて...
「お風呂入っておいで」
緩められた腕から振り返る。
ユノはやっぱり照れくさそうだけど...ウンジュを見るイルジュンと同じ目をしていた。
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れさ(プロフ) - ゆうさん» こちらこそありがとうございます！そう言って貰えて本当に嬉しいです(*´∀`) (2016年5月4日 1時) (
レス) id: a69c31a826 (このIDを非表示/違反報告)
ゆう(プロフ) - お疲れ様でした。 ありがとうございます(*'-'*) もう、ドキドキしちゃいました〜 このシリーズ大好きです(*^^*) (2016年5月3日 22時) (レス) id: 6d5d1cf67a (このIDを非表示/違反報告)
れさ(プロフ) - jumpanaさん» ありがとうございます(^^)v楽しんで頂けましたら嬉しいです！ (2016年5月3日 20時) (レス) id: a69c31a826 (このIDを非表示/違反報告)
れさ(プロフ) - ほし☆いちさん» ありがとー！ユノじゃなかったら許されないよね？ (2016年5月3日 20時) (レス) id: a69c31a826 (このIDを非表示/違反報告)
jumpana(プロフ) - お疲れ様でした。とっても素敵（≧∇≦） ありがとうございました！ (2016年5月3日 13時) (レス) id: 1ddf45977b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：れさ
| 作成日時：2016年2月16日 0時
