その３は中止？ ページ37
「昨日、Aと会ったんだって？」
「...どんな話したの？」
俺のこと何か言ってたか？
「何か、あった？」
怪訝な顔をしたチャンミンに
「いや、別に何もない。今朝の電話だって普通だったし...」
言葉は尻すぼみになる。
突っ込まれるかなんて思いに反してチャンミンはニッコリ。
「その２はクリアだよね？じゃあその３」
え？その３？
「忘れましたか？」
あ。
「いや。忘れてないけど...もうそんな何とかの方法やってる場合じゃないっていうか...」
「ん？やっぱり何かありました？」
「う...ん。あったようなないような」
「何？」
「特に問題があるってことはないんだ...でも」
「いまいちイチャイチャ出来ない？」
え？
「やっぱりAから何か聞いた？」
「いえ」
本当に？って疑ってみてもチャンミンは表情を変えない。
「だからこその“友だちから彼氏になる方法”って言ったでしょ？」
「...うん？」
乗り気じゃない俺の返事にチャンミンは
「その３は“友だちの前で付き合ってると宣言”だから意味ないかな。っていうか地元の友だちは付き合ってること知ってるんだよね？」
「あぁ」
改めて宣言なんて照れくさいし、Aも嫌がるだろう。
「まぁ、そんな機会もないだろうし止めましょうね」
自棄にあっさり引いたチャンミンに
「近々友だちの結婚のお祝いでみんな集まるんだけどな」
話ついでのように言ったら...
「あ！よかったら僕もお祝いに行きましょうか？お祝いに歌でも」
珍しくそんなことを言ったもんだから
チャンミンがニヤリと怪しい笑みを浮かべてるのなんて気付かなかった。
「え！本当？」
「目の前で歌ったりしたらAヌナも喜ぶんじゃないかな？」
...かな？
「僕が行って良ければですけどね？」
「全然いいよ！むしろお願い」
「じゃ、そのパーティーまでヌナと会わないで下さいね」
「なんで」
いやいやいや。
ただでさえ会えないのに会わないって決めるの？
「その方が効果あるから」
え。何の効果！？
いつもみたいにお店と時間を決めたものじゃなく、ただ今日会えるかとAに送ったメールの返事はまだ来てなくて
何の効果なのか分からないのに
“やっぱり仕事長引きそう。ごめん”
って再度送信。
そしてその日は本当に仕事が深夜までかかった...
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れさ(プロフ) - ゆうさん» こちらこそありがとうございます！そう言って貰えて本当に嬉しいです(*´∀`) (2016年5月4日 1時) (
レス) id: a69c31a826 (このIDを非表示/違反報告)
ゆう(プロフ) - お疲れ様でした。 ありがとうございます(*'-'*) もう、ドキドキしちゃいました〜 このシリーズ大好きです(*^^*) (2016年5月3日 22時) (レス) id: 6d5d1cf67a (このIDを非表示/違反報告)
れさ(プロフ) - jumpanaさん» ありがとうございます(^^)v楽しんで頂けましたら嬉しいです！ (2016年5月3日 20時) (レス) id: a69c31a826 (このIDを非表示/違反報告)
れさ(プロフ) - ほし☆いちさん» ありがとー！ユノじゃなかったら許されないよね？ (2016年5月3日 20時) (レス) id: a69c31a826 (このIDを非表示/違反報告)
jumpana(プロフ) - お疲れ様でした。とっても素敵（≧∇≦） ありがとうございました！ (2016年5月3日 13時) (レス) id: 1ddf45977b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：れさ
| 作成日時：2016年2月16日 0時
