いい雰囲気？ - YN - ページ30
Aは俺の目を見てる。
ちょっと笑顔で。
ってこの笑顔は気まずさを誤魔化す種類だけど...
友だちの輪にいるAはいつも笑顔。
俺はそれに見慣れていて...
でも改めて考えるとAの笑顔は何でも許しちゃいたくなるくらい魅力的。
俺の知らないとこでもAはきっと笑顔なんだろう。
そう思ったら明確な対象も分からない嫉妬みたいなのが湧いてきて
男からの電話も相まって
「店長、何だって？」
また意地悪に聞いてしまった。
Aは笑顔をゆるゆる崩した。
「電話...店長からじゃないの...」
「...男？」
「ちがっ、う...」
「誰だよ」
「...ウンジュ」
え？あー...なんだ...
あれ？でもウンジュならそう言えばよかったし
「ここで出ればよかったじゃん」
「なんかね。こみ入った話...だったから。あんまりウンジュからとは言いたくなくて」
イルジュンと結婚前で、マリッジブルーだっけ？そんなの？
「そっか」
「う、うん」
納得。
けど
俺、また嫉妬をちっとも隠せてなかった...
男？とか誰だよとか
謝る...？
いや、それも変だ。
だって店長からって言ったのはAだし。
それに俺のヤキモチめいたもの、気付いてないんじゃないか？
「電話もし男の人からだったら嫌だった？」
ほらね。
「俺の知らない人だったら...嫌かな...？」
知らない人どころか本当は地元の友だちさえ嫌、だとはさすがに言えない。
Aは少し目を大きくした後、頬を赤くして笑った。
「何？」
「え？」
「何で笑ってる？」
なんて聞きながらも
こんな小さな事でヤキモチを妬く俺を笑ってるんだと思った。
でも
「何か...嬉しくて？」
「何が？」
「嫌なんでしょ？私に男の人から電話くるの」
「う、ん」
「ユノがそんなこと思うと思わなかったから」
俺の嫉妬が嬉しいらしい。
「Aは俺に他の女性から電話来ても平気？」
平気って言われたら切ない。
でも言いそう。
「え？んー...」
Aは眉間にシワを寄せて考えて込んだ後
ユノには私の分からない付き合いもあるでしょ？って前置きして
「正直に言っていい？」
「うん」
「やだ」
まさかのやだ。
「え」
思わず呆けたら、Aは
「あ、いや。だから分かってるのよ？ダメって言ってる訳じゃないし。ただちょっといやかなって」
真っ赤になって捲し立てた。
「ちょっと？」
「え？」
「ちょっといや？」
「...」
「ん？」
「結構、いや」
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れさ(プロフ) - ゆうさん» こちらこそありがとうございます！そう言って貰えて本当に嬉しいです(*´∀`) (2016年5月4日 1時) (
レス) id: a69c31a826 (このIDを非表示/違反報告)
ゆう(プロフ) - お疲れ様でした。 ありがとうございます(*'-'*) もう、ドキドキしちゃいました〜 このシリーズ大好きです(*^^*) (2016年5月3日 22時) (レス) id: 6d5d1cf67a (このIDを非表示/違反報告)
れさ(プロフ) - jumpanaさん» ありがとうございます(^^)v楽しんで頂けましたら嬉しいです！ (2016年5月3日 20時) (レス) id: a69c31a826 (このIDを非表示/違反報告)
れさ(プロフ) - ほし☆いちさん» ありがとー！ユノじゃなかったら許されないよね？ (2016年5月3日 20時) (レス) id: a69c31a826 (このIDを非表示/違反報告)
jumpana(プロフ) - お疲れ様でした。とっても素敵（≧∇≦） ありがとうございました！ (2016年5月3日 13時) (レス) id: 1ddf45977b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：れさ
| 作成日時：2016年2月16日 0時
