・ ページ27
それからはもういつものやりとり。
「今日も気合い入ってますね」
「は？」
「服、ヒョン好み」
「ちょっとバカにしたような目で見ないで貰えます？」
「別にバカにはしてない」
「少しでも可愛く見られたい女心よ！」
「へぇ。Aヌナでもそんな風に思うんだ？」
今までだって、ていうかユノを好きって気付いてから...いや、前回の初デートだけ？は頑張ったよ？
...ユノの好みを考えて服買ったしね？
しかも下着ピラピラ...って思ったら恥ずかしくなってきちゃって
上手く反論したいのに出来ない。
「“でも”ってなによ」
「そういうの思わなそうだから」
よくご存じで！
ニヤニヤしてるチャンミン。
下着のことまで分かってる！？
「飲み物だけでも頼んでようか」
話題を変えると笑われた。
うわー、やだもう
ガラッと話を変えるには...
「で、あれからどうなの？」
「何？」
「気になる人いるって言ってたじゃん」
「あ〜」
チャンミンはんん〜って迷った後
「なんか...違ったかも」
話題を変えることに成功。
だけど
「僕自身に興味があるのか、僕の仕事に興味があるのか分からない...」
そんなの慣れてるつもりなんですけどねぇって一転寂しそうな顔...
「ヒョンが羨ましい」
「え？」
「ヌナはヒョンをそういうのなしに見れるでしょ？」
「...幼馴染みみたいなもんだからねぇ」
「あぁ、僕もそんな幸せが欲しいです」
「友だちの中にいないの？そういう子」
「いても...ヌナに接するように心を開けない」
何か甘えられてる？
お姉ちゃん大好きな弟って感じ？
今までで恋愛相談をされることはあっても、こういう風に言われることはなかったから
可愛い！
「その彼女から何か言われたの？」
「はい...」
もうすっかり姉気分で、何で今日も来てんの？なんて思わなくなってて
いつものように続くチャンミンの少し気弱な恋愛話を聞いていると...
「お待た、せ」
ドアが開いた。
ユノ！
あ、髪ちょっと伸びてる
チャンミンを見て、何か口を尖らせたけど...
私にニコッと笑うユノに顔に集まった熱がすぐ頭まで達した。
会いたかった...
口に出しそうになったから
「ユノ、お疲れさま」
慌てて違うことを言い
向かい合わせの距離がもどかしく感じて、手を伸ばしそうになったから
「今日は二人、別の仕事だったの？」
メニューを差し出した。
自分で思ってたよりずっと気持ちが大きくなってた...
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 637人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「東方神起」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
れさ(プロフ) - ゆうさん» こちらこそありがとうございます！そう言って貰えて本当に嬉しいです(*´∀`) (2016年5月4日 1時) (
レス) id: a69c31a826 (このIDを非表示/違反報告)
ゆう(プロフ) - お疲れ様でした。 ありがとうございます(*'-'*) もう、ドキドキしちゃいました〜 このシリーズ大好きです(*^^*) (2016年5月3日 22時) (レス) id: 6d5d1cf67a (このIDを非表示/違反報告)
れさ(プロフ) - jumpanaさん» ありがとうございます(^^)v楽しんで頂けましたら嬉しいです！ (2016年5月3日 20時) (レス) id: a69c31a826 (このIDを非表示/違反報告)
れさ(プロフ) - ほし☆いちさん» ありがとー！ユノじゃなかったら許されないよね？ (2016年5月3日 20時) (レス) id: a69c31a826 (このIDを非表示/違反報告)
jumpana(プロフ) - お疲れ様でした。とっても素敵（≧∇≦） ありがとうございました！ (2016年5月3日 13時) (レス) id: 1ddf45977b (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：れさ
| 作成日時：2016年2月16日 0時
