初デート ページ13
あれから...
緩めた腕の中でチラチラと俺を見るAを見てたら
恥ずかしがるその仕草やピンクの頬が可愛くて...
早速見せる友だちじゃない顔に
ドキドキもするけどもう一度ちゃんと確かめたくなってきた。
だからまた顔を近付ける...と
「あ、あの...えっと...」
Aはサッと一歩下がって俺の腕からすり抜けた。
「もう遅いし帰ろう！私先出るね？！」
もう遅いし？なんて言い訳も
湯気が出そうなほど頬を赤くして焦ってる姿も可愛い。
「あははっ」
もう笑っちゃったほど。
本心は...残念だけど
まぁ、いいか。
「タクシー呼ぶから待て」
一緒に外へ出る訳にはいかないのは、俺たちの暗黙の了解。
でも夜だし心配で、今までだってタクシーが来てから帰れって言ってたのに
「いい！外で捕まえた方が早い」
Aはやっぱり今までと同じにそう答えた。
きっと続く言葉は“またね！おやすみ”
俺が悪いなーなんて思う暇なく去る。
Aの帰り際はいつもこんな風。
でもこの日は違った。
「...ねぇ、明日何時に起きる？」
「へ？8時かな？」
何でそんなこと？
「じゃその頃電話していい？」
あ、それって
「モーニングコール？」
急にしてくれなくなってがっかりしてたから、期待いっぱいで見つめる。
「あ、モーニングコールってか...うん。嫌じゃなかったら...」
嫌な訳ない
「待ってる！」
何だ？これ。
Aってこんな感じなんだ？
今までの彼氏にも？
...ってそれは考えちゃいけない。
「いや、待たなくていいから。寝てて」
そんな突っ込みは友だちの時のままだけど...
ちがう！
例えるなら飽きずにやってる大好きなゲームに実は裏面があったことを知ったような...ちょっと違うか。
とにかくドキドキ、ワクワクする気持ち。
「また明日ね。おやすみ」
「おぅ」
とか手を上げながら完全ににやけていた恋人になった日。
あ、ここは行けそうもない
こっちは雰囲気が良くないし、ここは前行った
うーん
Aとの初デートの店を迷って
「チャンミン、ここ大丈夫かな？」
ついチャンミンに聞いてしまった。
これがいけなかった。
「予約してあげましょうか？」
「え？いいよ自分で、」
言い掛けた途中でスタッフさんの声。
「ほら、ヒョン呼ばれてますよ？予約しとくから行ってきて」
仕事が終わり、着替えたチャンミンはニコニコ隣に来た。
「ちゃんと予約したから。三人で」
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れさ(プロフ) - ゆうさん» こちらこそありがとうございます！そう言って貰えて本当に嬉しいです(*´∀`) (2016年5月4日 1時) (
レス) id: a69c31a826 (このIDを非表示/違反報告)
ゆう(プロフ) - お疲れ様でした。 ありがとうございます(*'-'*) もう、ドキドキしちゃいました〜 このシリーズ大好きです(*^^*) (2016年5月3日 22時) (レス) id: 6d5d1cf67a (このIDを非表示/違反報告)
れさ(プロフ) - jumpanaさん» ありがとうございます(^^)v楽しんで頂けましたら嬉しいです！ (2016年5月3日 20時) (レス) id: a69c31a826 (このIDを非表示/違反報告)
れさ(プロフ) - ほし☆いちさん» ありがとー！ユノじゃなかったら許されないよね？ (2016年5月3日 20時) (レス) id: a69c31a826 (このIDを非表示/違反報告)
jumpana(プロフ) - お疲れ様でした。とっても素敵（≧∇≦） ありがとうございました！ (2016年5月3日 13時) (レス) id: 1ddf45977b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：れさ
| 作成日時：2016年2月16日 0時
