その気 ページ2
落ち込みが落ち着いたら今度はテンションが上がった。
思い起こしてみたら俺、ソウルで再会した時からAが好きだった？
...まさか
教卓の前でぎこちない笑顔のAを見た時から？
いつからAを好きだったかなんてのを考えて...
ああ、だから
誰と付き合ってもどこか本気になれない自分に薄々気付いていた。
Aと比べていた訳じゃないけど...
無自覚、無意識でそうだったんだなぁ
納得。
そして何度も
“...私...ユノが好きなの！”
真っ赤な顔を思い出し...
今すぐ言いたい！Aが好きだって。
無意識に好きだったってこととは別に
こうなって初めてAと付き合うんだってことを意識した。
途中ブランクはあるけどお互い幼い頃から知っていて、気心が知れている。
でも恋人として...
Aはどんな顔をするんだろう？
ダブルデートの時、彼氏に見せていたのはどんな顔だっけ？
これから訪れるだろうAとの甘い時間を想像したりして...
俺はすっかりその気になっていた。
なのに何でこんな時に日本スケジュール...
無理したら会える距離じゃない。
「ハァ」
また溜め息を吐くことになり
「ヒョン、どんどん幸せが遠退きますよ」
チャンミンに不吉な事を言われる始末。
溜め息を吐き尽くして、ようやく帰国した日。
すぐAに会いに行きたいのに、撮影。
スタジオで一足早く帰っていたチャンミンと合流した。
「はぁ」
あれ？この溜め息は俺じゃない。
「どうした？」
よく見ると疲れた顔のチャンミン。
「考え事してたら寝不足で...」
何でもないって誤魔化さないってことは
「相談に乗ろうか？」
ってことだろ？
でも俺をチラッと見たチャンミンは口を閉ざした。
「俺に出来ることがあれば言えよ？」
「...はい」
それからチャンミンを気にして見てたけど...
そこまで元気がないようには見えないし、深刻なことじゃなさそうだから
俺の頭の中はまたAのこと。
いつ誘う？
今日は比較的早く終わるよな？
だけど...うーん
休憩中、悩んでいると手の中のケータイが震えた。
ジフン？
「もしもし」
“今大丈夫か？”
「うん」
“今日空いてる？”
遊びの誘いかと思ったら
“前言ってたろ？イルジュンの結婚祝い”
あぁ。確かに。
地元からも来れるやつを呼ぼうとか言ってた。
「少し遅い時間でいいか？」
“おぅ。じゃ、Aにも言っとく”
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れさ(プロフ) - ゆうさん» こちらこそありがとうございます！そう言って貰えて本当に嬉しいです(*´∀`) (2016年5月4日 1時) (
レス) id: a69c31a826 (このIDを非表示/違反報告)
ゆう(プロフ) - お疲れ様でした。 ありがとうございます(*'-'*) もう、ドキドキしちゃいました〜 このシリーズ大好きです(*^^*) (2016年5月3日 22時) (レス) id: 6d5d1cf67a (このIDを非表示/違反報告)
れさ(プロフ) - jumpanaさん» ありがとうございます(^^)v楽しんで頂けましたら嬉しいです！ (2016年5月3日 20時) (レス) id: a69c31a826 (このIDを非表示/違反報告)
れさ(プロフ) - ほし☆いちさん» ありがとー！ユノじゃなかったら許されないよね？ (2016年5月3日 20時) (レス) id: a69c31a826 (このIDを非表示/違反報告)
jumpana(プロフ) - お疲れ様でした。とっても素敵（≧∇≦） ありがとうございました！ (2016年5月3日 13時) (レス) id: 1ddf45977b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：れさ
| 作成日時：2016年2月16日 0時
