33 - 私 - ページ33
『今日は夕飯いらないけど、そんなに遅くはならないから』
『分かった』
ウジンから帰宅を知らせるいつもの電話の後、すぐにチャンミンくんから電話だった。
今からここに？
ウジンと鉢合うことはなさそうだけど...
そんなに急を要する話があるのだろうか。
またユノの話？
確認する暇もなく切られたから分からない。
ピンポーン
もう着いたのか。
本当にすぐ近くにいたんだと思いながらモニターを確認せずにドアを開けた。
『えっ？！』
そこに立っていたのはユノ。
無言の彼はじっと私を見ている。
私も驚きでただ彼を見つめていた。
なんでチャンミンくんじゃないの？
なんでユノがここにいるの？
そんな私の口から出た言葉は
『チャンミンくんは？』
だった。
『え？チャンミン？コンビニに行ったみたいだけど？』
ユノは醸し出す雰囲気とは違い、普通に答えたもんだから力が抜けた。
『あ、どうぞ』
『うん。お邪魔します』
玄関先で話すわけにもいかずリビングに通した。
『座ってて？お茶淹れる』
ユノは連絡がつかなくなったからこうして来たのだろうか。
何て言われるか怖くて背を向けたら
『A』
低い声で呼ばれ、思わず肩を揺らしてしまった。
やっぱり何で急に連絡を断ったんだと怒ってる？
『あの、ごめんなさい。急に番号変えてしまって...』
でも理由は言えないから黙って視線を床に落とした。
『A』
また彼は低い声でそう言い、ソファから立ち上がって私の前に来た。
『A』
三度目のそれに私は顔をあげた。
ユノは怒っている風ではなかった。
むしろ優しいともとれる表情。
『A。ずっと名前を呼びたかった』
『え？』
手をとられた。
『言っただろ？ずっと会いたかったって』
でもそれは懐かしさじゃなくて...？
『この二年間。嬉しい時、苦しい時、何でAが側にいないんだろうってずっと思ってた』
私も思ってた。
『再会して、同じ時を過ごしてやっぱりAしかいないと思った。今度こそって思ってたのに...』
私にはウジンがいた。
『諦めようとしたけど、公園でA言ってくれただろ？会いたかったって。だから同じ気持ちだと思ってた』
私もその時はそう思ったよ。
でも...
『ウジンさんに話してからAへの気持ちを口にしようと思ってたんだ。でも言うべきだった』
『A、好きだ』
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れさ(プロフ) - かえるさん» こちらこそ、コメントありがとうです(*^^*)何だかユノ妄想が停滞気味なので嬉しかったです♪ (2015年3月31日 18時) (
レス) id: a69c31a826 (このIDを非表示/違反報告)
かえる(プロフ) - ないのですね(T△T)了解しました(T＿T)ゞお返事どうもありがとうです♪ (2015年3月31日 7時) (レス) id: 27264d4f57 (このIDを非表示/違反報告)
れさ(プロフ) - かえるさん» かえるさん！こっちも覗いてくれたんですね(^^)ありがとうございます！ユノも“私”もキャラが定まってないのでもうチャミさん頼りに(>_<)なのでおまけはないです...すみません(T-T) (2015年3月30日 22時) (レス) id: a69c31a826 (このIDを非表示/違反報告)
かえる(プロフ) - あぁ…終わってしまった(ToT)ヤキモチのユノ、可愛いですね♪チャンミンもいい仕事してくれます♪もう『おまけ』ないですか？ (2015年3月30日 17時) (レス) id: 27264d4f57 (このIDを非表示/違反報告)
れさ(プロフ) - ほし☆いちさん» 顎クイにおでこにおいで。やって欲しいことを詰めてみた(^^;今はこのくらいソフトな気分(*´-`) (2015年3月18日 21時) (レス) id: a69c31a826 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：れさ
| 作成日時：2015年2月28日 1時
