検索窓
今日:3 hit、昨日:4 hit、合計:8,373 hit

episode6 ページ6

「家着きましたよ」

「どうも…」

少し顔色が悪い伊野尾

立ち上がることは出来るようだ

「ん…肩貸してやるよ」

「別にいい」

そんなこと言ってるけど足が震えてる

「危ねぇだろ」

「はぁ…入ってどうぞ」

「お前とりあえず休んどけよ」

「分かってるわ」

伊野尾は寝室に行った

伊野尾って本捨てたんじゃなかったの?

かなりある…

いや違う

これ伊野尾が自分で勉強したノートだ

机の上にもなにか散乱していた

「っ…」

毎日の日記だった

その日記の片隅に

滲んだ文字で

書いてあった

“僕には何もないって、ずっと思ってた”

続きがあった

“いや、ホントに何もないんだよ”

書き足されたのだろうか

“山田みたいにイケメンでもない
知念みたいにダンスが上手くて運動が出来るわけ
じゃない
薮みたいに歌がうまいわけじゃない
裕翔みたいに演技がうまくもない
光みたいにバラエティが得意でもない。
大ちゃんみたいなみんなから愛されるような人で
もない
高木みたいに何かを一生懸命やれるわけでもない

僕には何もないんだ”

episode7→←episode5



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.4/10 (31 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
68人がお気に入り
設定タグ:Hey!Say!JUMP
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名: | 作成日時:2022年9月23日 7時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。