今日:4 hit、昨日:4 hit、合計:8,374 hit
小|中|大
episode19 ページ19
「現実感失調症…?」
「なんて言うのかな…あっ景色が色褪せて見える」
「…そんなのあるんだ」
「俺も病院で言われたときびっくりした」
伊野尾くんが少し笑いながら話すのが気になった
頑張って大丈夫にみせてる気がして
「伊野尾くん…?」
「俺、言うのが怖くて黙ってた。ごめん」
いつも通りヘラヘラ笑って
「伊野尾くん!!」
「た…かき?」
「無理しないでよ。つらいときはつらいって言いなよ!それじゃあなんも伝わんないよ!助けてって言いなよ…」
何で俺が泣いてるんだ
伊野尾くんが下を向いた
「……て」
「え…?」
「助けて…」
伊野尾くんが俺に抱きついてきた
「つらいよ…ずっとつらかった」
「伊野尾…」
「頼ってよ。俺も薮くんのことも」
「一応年上なんだぞ(笑)」
「月だけだけどね?」
伊野尾くんは俺の首筋に顔を埋めてる
「ありがと…」
ぼそっと聞こえたその言葉が
俺にとっては伊野尾くんの役に立てた気がして
嬉しかった
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます
68人がお気に入り
68人がお気に入り
設定タグ:Hey!Say!JUMP
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:廉 | 作成日時:2022年9月23日 7時