16 ページ17
「直樹くん、ブラックでいいよね?」
「あぁ、サンキュ。」
プルタブを開け、コーヒーを手渡す。
剛「おぉ、伍代!A!」
「おぉ。」
「剛くん!」
声のする方を見ると
白百合の格好の剛くんが歩いてきた。
剛「…おめぇ、やっぱその腕…」
「ちょっとヒビ入っただけだ。」
「…嘘つき。」
もう、絶対安静なんだから…
強がる直樹くんを睨む。
バツが悪いのか視線を逸らされた。
剛「あー、2年のアイツぶっ飛ばした件は
大丈夫なのか?」
「関係ねーだろ。ほっとけ。」
剛「あーっそ!!」
「ねぇ、剛くん。
ずっと聞きたかったんだけど
なんで白百合なんかに通ってんの?」
「そんだけ強けりゃ、兄貴みたいに関東制覇…」
剛「それこそお前らには関係ねー。」
「…はぁ?」
一瞬マジな感じで声を荒げた剛くん。
まぁ、ヤンキー一家だし
いろいろあるよね…
剛「俺さぁ、ヤンキー向いてねーんだよ。」
「…っ!グフッ!」
「っちょっと直樹くん、大丈夫?!」
びっくりして吹き出した直樹くんの口を
ハンカチで拭いてあげる。
「それ本気で言ってんのか?」
剛「まぁな。」
「なんだかんだシャバい格好も似合ってるよ。」
剛「やっぱ?!
A、見る目あんじゃねーかよ!」
喜ぶ剛くんを見て
ムッとした表情になった直樹くん。
おぉ〜不機嫌。笑
「A、余計なこと言うな。」
「もちろん、直樹くんが1番だよ?」
「…っ当たり前だろ。」
直樹くんと話していると
突然剛くんが下から舐めるように見てきた。
剛「…お前ってさ、いつもシュっとしてるよな?」
「はぁ?」
「ひとつ頼みがあんだけどよぉ!
もちろん、Aにも。」
「えっ、私も?」
なんか、嫌な予感するんだけど…
371人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「オリジナル」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
サソリ - 久しぶりに見たらめっちゃ面白すぎる!応援してます‼️←スズナの別アカです (2022年11月16日 22時) (レス) @page46 id: d0e30b129b (このIDを非表示/違反報告)
つむぎ(プロフ) - 続き楽しみにしています!!! (2022年9月6日 2時) (レス) @page44 id: 12a698956c (このIDを非表示/違反報告)
Ren(プロフ) - みゆりさん» コメントありがとうございます!めっちゃわかります。伍代くん最高すぎます…! (2022年7月3日 16時) (レス) id: 54aa765702 (このIDを非表示/違反報告)
みゆり - もう、ホントに伍代くん関連の作品全部に目を通してるんで、つくづく思うんですけど…。伍代くんってやっぱ最強だなって。このツンデレ具合とか、守ってくれるとことか、仲間を絶対見捨てない優しいとことか…。いいとこありすぎてもうこれは罪ですよ! (2022年6月26日 22時) (レス) @page34 id: 62691ac6fc (このIDを非表示/違反報告)
Ren(プロフ) - ひかさん» コメントありがとうございます!甘め伍代くん、気に入っていただき嬉しいです!更新頑張るのでまた見に来てください! (2022年6月26日 14時) (レス) id: 463d88c055 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:Ren | 作成日時:2022年6月11日 13時