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剛「…お前、A溺愛してんなぁ！
　 まぁ、かわいいもんな〜！」
　
　
　
　
「うるせーよ。
　てめぇこけんじゃねーぞ。」




　
　
2人のやり取りについ笑ってしまう。
　
なんか仲良くなれそうだね。


　
　

　

　
桃華「いたっ！A〜！！」




「桃華！蘭！」



蘭「よかった、無事で。」




2人が駆け寄ってきた。
あの後私を探してくれていたらしい。
　
　
　
　
　

　
「お前らまで巻き込んで悪かったな。」


　
2人の傷をみて言う直樹くん。
　
　




桃華「別にいいよ〜
　 Aが決めたらとことん付き合うし！」




蘭「てか伍代。早く病院行きなよ。
　 Aは私らが連れてくから。」




　
剛「んじゃ、行くか！」




「剛くん、ありがとね。」





剛「どうってことねーよ。
　またな、A！」




　

　
　
　
すると、
直樹くんが近づいて耳元で呟いた。
　
　
　
　
　
　
　
「…終わったらうちで待ってろ。」
　
　
　
　
「うん、わかった。」






直樹くんの方を向いて答えると
優しい表情の彼と目があった。
　

　
　

直樹くんは微笑んで
私の頭をするりと撫でると
剛くんとバイクに乗っていった。

　
　
　
何あれ
かっこよすぎるんだけど…
　
　
　
赤くなった頬を隠すように手で覆った。
　
　
　

　


　
蘭「…あんたら見てると熱くなるわ。笑」





桃華「伍代もあんな顔すんだね〜。笑」

　
　
　

　
　
「ちょっと、からかわないでよ…！」










　
2人のニヤニヤした顔を睨みつけた。
　
　
　
　

　
心の奥に抱えている不安には
気づかないフリをする。
　
　
　

　
　
　


　


　

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