テニプリ 私のモテ期って今ですか！？

合宿2日目~青学編1~ ページ27

合宿2日目、今日は青学の皆さんのサポートです。

先に集合時間を聞いていたので、真っ直ぐ青学専用コートへ向かう。

早めに来たはずなのに、コートにはすでに皆さんが集まっていた。

「おはようございます！お待たせしてすみませんでした。」

「いや、早めに集合しただけだ。気にする事はない。」

手塚さんはそう言ってくれたけど、やっぱり申し訳なく思ってしまう。

「山田さんは真面目なんだな。あっ、自己紹介がまだだったね。俺は副部長の大石秀一郎。今日1日よろしく。」

「よろしくお願いします。」

「まずは練習前にレギュラーを紹介する。」

「手塚、俺からやるにゃ！3年の菊丸英二！大石とダブルス組んでるんだ！よろしくね〜！」

「あー！菊丸先輩、先にやるなんてずるいっすよー！俺、2年の桃城武！桃ちゃんでいいぜ、よろしくな！」

「フシュゥ〜。おい、桃城。自己紹介くらい真面目にやれ。2年の海堂薫だ、よろしく。」

「んだとマムシ！お前こそもっと愛想良くしろよ！」

「うるせぇ！お前の軽々しい挨拶よりマシだろうが！」

喧嘩が始まっちゃった！どうしよう！？
私がおろおろしていると、

「2人とも今は喧嘩をする時じゃない。やめないなら、改良中ドリンクの味見をしてもらうぞ。」

「「…すいません。」」

一瞬で止めちゃった。でも喧嘩を止める程のドリンクって一体…。

「突然すまなかった。俺は3年の乾貞治。レギュラーの情報が知りたかったら、いつでも聞いてくれ。」

乾さんは皆さんの事をよく知ってるみたい。

「河村先輩、これロッカーに置いたままだったっす。」

「ありがとう、越前。…よっしゃ燃えるぜバーニング！！」

えっ！何！？

「先輩、ラケット持つと人が変わるんだよね。あっ、俺、1年の越前リョーマ。よろしく。」

越前くんは金ちゃんと同じ1年生か〜って、暢気に考えてる場合じゃない！どうしたらいいの！？

「タカさん、そろそろラケット置いたらどうかな？」

「オーケイ！…驚かせてごめんね。俺は3年の河村隆。力仕事があれば手伝うから、その時は遠慮せずに言ってね。」

「はっ、はい。」

人が変わるのには驚いたけど、河村さんは優しい人みたい。

「Aちゃん、会えるのを楽しみにしてたよ。僕は3年の不二周助。『サボテン』って言った方がわかるかな？」

「不二さんがサボテンさんだったんですか！お会い出来て嬉しいです！」

「山田さん、不二先輩と知り合いだったんすか？」

あっ、先に説明するの忘れてた！

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