合同合宿~氷帝編6~ ページ26
トランプ大会も一段落した頃、明日の朝練が早いという事で、忍足さんと日吉くんは部屋へ戻っていった。
私は跡部さんのお手伝いをするため部屋に残っている。
「疲れてるのに悪いな。」
「いえ、サポートするのが私の仕事ですから。」
「そうか。山田も明日早いんだろ?さっさと終わらせるぜ。」
「はい。」
跡部さんの指示に従い、手分けしてデータ整理をしていく。
「跡部さん、私の分は終わりました。」
「俺ももう少しで終わる。あぁ、そうだ。これが終わったらお前に聞きたい事がある。それまで休んでろ。」
「わかりました。」
休んでろって言われたけど、ただ待ってるなんて出来ないよね。
私はその時間を使って食堂に行き紅茶を入れる事にした。
食堂に入り、奥にあるキッチンへ向かう。
茶葉とティーポット、カップを用意し、部屋へ戻った。
「山田、どこに行ってたんだ?」
「勝手に部屋を出てすみません。跡部さん、お疲れだと思って、紅茶を入れる用意をしてたんです。」
「気が利くじゃねぇか。これを飲みながら話すか。」
「はい、すぐに入れますね。」
二人分の紅茶を入れ、跡部さんの所へ持って行く。
「跡部さん、どうぞ。」
「ありがとな。そこに座れ。」
跡部さんに促され、向かいのソファーに座る。
「あの、跡部さんの聞きたい事って何でしょうか?」
まさか練習中、余計な事をしてしまったとか!?
「たいした事じゃねぇんだ。今日一日、俺達を見ていてどう思ったか気になってな。」
「皆さんの事ですか?」
良かった、余計な事をした訳じゃなくて…。
「あぁ、思った事を教えてくれ。」
「えっと、皆さんを見てると、テニスが凄く好きで、だからこそ強くなりたくて練習してるんだろうなと思うというか…すみません、上手く説明出来なくて。」
「ふっ、はははは!」
「あっ、跡部さん?」
…私、変な事言ったかな?
「わっ、悪ぃ、そんな風に言われたのは初めてだからな。」
「そうなんですか?」
「あいつらもそんな風に考えてくれるお前だから惹かれたのかもな。」
「?」
「今はまだわからなくていい。今はな。」
「はっ、はい。」
うーん、跡部さんの言う事は難しい…。
「明日は青学のサポートだろ?もう休んでいいぜ。頑張れよ、A。」
「はい!跡部さんも練習頑張って下さい!」
最後、名前で呼んでくれたのは跡部さんに認められたと思っていいのかな?
明日は青学の皆さんのサポート!今日の事を活かして頑張るぞー!
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遥 - 主人公がいい子すぎて・・・それに皆かっこEよ!大好き! (2015年10月30日 21時) (レス) id: 9d07e9b349 (このIDを非表示/違反報告)
黒猫 - 青氷ノ天海さんすごく面白かったです♪続きも書いてくれると嬉しいです☆更新頑張って下さい!応援してます。 (2014年11月6日 21時) (レス) id: d7cde8ddfc (このIDを非表示/違反報告)
スハン(プロフ) - めちゃ面白いです!青学編ですね!青学、氷帝、立海、四天宝寺、主人公にもっとドンドン惚れてほしいです///四天宝寺のメンバーも主人公に惹かれてほしです///!返信楽しみにしてます! (2014年2月19日 18時) (レス) id: 0130c44dd8 (このIDを非表示/違反報告)
風丸 マナミ(プロフ) - 凄く面白いです(o≧∇≦)o氷帝編が終わり、青学編ですね!青学、氷帝、立海、四天宝寺、主人公にもっとドンドン惚れてほしいです///四天宝寺のユウジも主人公に惹かれてほしi((← 助けた子猫が主人公になっついてくれないかな〜((← 更新頑張って下さい(o・v・o)ノシ (2014年2月16日 21時) (携帯から) (レス) id: 9216772dfd (このIDを非表示/違反報告)
よゆ - おもれーー!!更新頑張って下さい♪メッチャ応援してます(^_-)-☆ (2014年1月8日 23時) (レス) id: 5adb41a241 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:青氷ノ天海 | 作成日時:2012年9月15日 15時