あの話 ページ11
小春さんと一氏さんに続いて現れた男の子。
ここに来たって事は、きっと皆さんテニス部なんだよね？
「なぁ、小春ー。あの姉ちゃんと知り合いなんかー？」
「Aちゃんの事？今日、お友達になったんやで。」
「俺は認めてないけどな。」
一氏さん、お願いだから睨むのはやめて下さい。怖いです…。
「小春の友達なんかー！わい、1年の遠山金太郎言いますー！よろしゅう！」
笑顔で元気よく挨拶してくれた遠山くん。
こんな人懐っこい性格なら、友達も沢山いるんだろうな。
「2年の山田Aです。遠山くん、よろしくね。」
「お前、2年やったん？背ぇ低いから、1年やと思ったわ。」
「たっ、確かに1年どころか、小学生に見られる事もあるけど、一氏さんもそんなストレートに言う事ないじゃないですか！」
「「「「自分で暴露してる…！」」」」
しまった！なんで幼く見られる事を暴露しちゃったんだ私は！
「なぁ白石〜。それより、わい、腹減ってんねん。なんか食いもん持ってへん？」
「金ちゃん、自分の弁当あるやろ。」
「食ったに決まってるやん！あんなんじゃ足りんわ！」
お弁当食べてもまだ足りないなんて、やっぱり男の子だな〜。
「ねぇ、遠山くん。良かったら私のお弁当、少し食べる？」
「姉ちゃん、分けてくれるんか！？」
「A、そんな甘やかさなくてもええんやで。」
「姉ちゃんがくれるって言うてるんやからええやろ、謙也のアホー！」
「実は今日、初登校だから張り切って作ったんですけど、多く作り過ぎちゃって。」
「へぇー、A、自分で弁当作ってるんやな。」
「親が共働きだから、お弁当は私が作るようにしてるんだ。」
「じゃあお言葉に甘えて山田さん、金ちゃんに少し分けてくれへん？」
「もちろんいいですよ。」
遠山くんにおかずを分けてあげると、勢いよく食べだした。
「めっちゃ美味いで！姉ちゃん、料理作んの上手いんやなー！」
こんな美味しそうに食べてくれると、やっぱり嬉しい。
遠山くんみたいな子が後輩なら楽しいだろうな。
「面倒見もいいし料理も出来る…。パーフェクトやな。」
「何がパーフェクトなんですか？」
気になって白石さんの方へ顔を向けると、私の手を握り、真剣な表情で話し出した。
「山田さん、もし良かったら、テニス部のマネージャーやってくれへん？」
「えっ！？私がですか！？」
「あぁ、俺らのサポート出来るんは山田さんしかおらん。」
マネージャーなんて私に出来るの！？
ラッキーアイテム
革ベルト
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 234人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「テニスの王子様」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
遥 - 主人公がいい子すぎて・・・それに皆かっこEよ！大好き！ (2015年10月30日 21時) (
レス) id: 9d07e9b349 (このIDを非表示/違反報告)
黒猫 - 青氷ノ天海さんすごく面白かったです♪続きも書いてくれると嬉しいです☆更新頑張って下さい！応援してます。 (2014年11月6日 21時) (レス) id: d7cde8ddfc (このIDを非表示/違反報告)
スハン(プロフ) - めちゃ面白いです！青学編ですね!青学、氷帝、立海、四天宝寺、主人公にもっとドンドン惚れてほしいです///四天宝寺のメンバーも主人公に惹かれてほしです///！返信楽しみにしてます! (2014年2月19日 18時) (レス) id: 0130c44dd8 (このIDを非表示/違反報告)
風丸 マナミ(プロフ) - 凄く面白いです(o≧∇≦)o氷帝編が終わり、青学編ですね!青学、氷帝、立海、四天宝寺、主人公にもっとドンドン惚れてほしいです///四天宝寺のユウジも主人公に惹かれてほしi((← 助けた子猫が主人公になっついてくれないかな〜((← 更新頑張って下さい(o・v・o)ﾉｼ (2014年2月16日 21時) (携帯から) (レス) id: 9216772dfd (このIDを非表示/違反報告)
よゆ - おもれーー！！更新頑張って下さい♪メッチャ応援してます(^_-)-☆ (2014年1月8日 23時) (レス) id: 5adb41a241 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：青氷ノ天海 | 作成日時：2012年9月15日 15時
