．rbr side ページ43
時刻は17時を回っていた
それでもAからの返事はない。
なんでなんでなんでなんでなんで
体調不良じゃないならどこにいった？？
俺にも言えへんことやったん？
そこでふと浮気、という単語が脳裏をよぎった
俺にも言えない。嘘ついてでも出かけたい場所
確かに当てはまるとは思うがAに限ってそんなこと……
そう思いたい
そう思いたいのに思えない
浮気だったらどうしよう
俺はもう愛想つかれたんか？
あんなに俺に大好きって言ってくれたのに。家に来てくれたのに。
嘘やったん？
(あぁ…ダメや。グルグルする)
胸の黒いモヤモヤが渦をまいていた。
俺はAが大好きや。
もし、もし浮気だったとしても俺はAのことを嫌いになる自信がない。
きっといつまでもAに纏わりつくと思う
「……お願いや。出てくれ…」
電話を何度もかけて、かけてかけてかけて。
それでもさっきからずっと聞いているコール音しか鳴らない
もう……どうしたらいい？
Aがいない不安とストレスで疲れてしまった。
最後の気力を振り絞ってもう一度電話をかける
ぴっ、
《もしもし…？》
と俺の大好きな声が機械越しに聞こえてきた
途端、不安は安心に変わって
俺はその場に膝から崩れおちた。
(……Aや。……よかっ、た。やっと出てくれた)
何から聞けばいいのか分からない
どこにいる？なにしてる？なんで嘘ついた？
全部全部聞きたい
でも、聞くなら直接がいい。
電話越しじゃない、直接がいい
《あの……もしもし？、ロボロくん…？……聞こえないのかな…》
彼女の声が耳に入るたび嬉しさで心臓がバクバクする
伝えたいことが沢山ある。質問したいことが沢山ある
それなのに俺が精一杯絞りだした声は、やっぱり欲に従っていた
《…っ、A……会いたい…っ、》
情けなく泣きながらそう言えば、Aは《今から会おう》と言ってくれる
学校に居る。と伝えればわかった、と優しい声色で、
余計に泣きそうになった
《準備するから切るね…。ごめんね》
《まっ！いやや！……いややぁ……切ったらあかん…》
切られてまた連絡がつかなかったら？
そう考えただけで胸が張り裂けそうになる
《……大丈夫だよロボロくん。不安だったら電話してくれていいから。……大好きだよ》
またね、と俺の返事も聞かずに電話は切られた
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ウルフ・レト(プロフ) - 白玉こさん» ありがとうございます！嬉しすぎて私のライフもゼロです…😇もっと虜にできるよう頑張ります！！ (3月7日 1時) (
レス) @page46 id: dea71b6bbb (このIDを非表示/違反報告)
白玉こ(プロフ) - この作品に出会えて本当に良かったと心から思います😭ここからの展開が気になりすぎます性癖に刺さりすぎてライフゼロです、、応援してます！！！ (3月6日 21時) (レス) id: e18dbc994e (このIDを非表示/違反報告)
ウルフ・レト(プロフ) - 匿名野郎さん» わああ…ありがとうございます！！ロさんのそこ意識して書いてたのでとても嬉しいです！完結までどうか楽しんでいってください！ (2月18日 23時) (レス) id: dea71b6bbb (このIDを非表示/違反報告)
匿名野郎 - こういうお話めっっちゃ探してました！！！！！！ﾛさんの初心具合がとても好きです‼️‼️更新待っております！！！！！ (2月18日 14時) (レス) @page31 id: ba9094052f (このIDを非表示/違反報告)
ウルフ・レト(プロフ) - 風優さん» コメントありがとうございます！大好きだなんて言ってもらえてすごく嬉しいです！ゆっくり更新ですが面白い作品にしていくので最後まで楽しんでいってください！ (1月14日 10時) (レス) id: f93a386a12 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ウルフ・レト | 作成日時：2024年1月3日 1時
