Painful love*008 ページ9
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補修プリント2倍ってこの人意味わかってんのかな？と思っていると悪魔の中堂先生は私が予測していなかった授業というものを始めようとする。
勘弁してくれ、私は今日何時間数学に携わらなければいけないんだ。そんな気持ちとそれから
「中堂せんせー、忘れましたー」
今日は授業をやるなんて1ミリも思っていなかったのだ。授業道具がなくたって当然なはずなのに、周りを見ればみんなある。
え？私裏切られた？？？
てことは私一人だけまた怒られるんじゃ…嫌な予感がする。しかし意外にも先生は
「そうか」
とだけだった。おぉ、なんだ今日の先生はと思いながら座ろうとする、が。
やはり中堂先生は悪魔だということを忘れてはいけなかった。
「お前以外にも忘れた奴がいたら許してやる。…だが、誰もいなかったら…」
その先に続く言葉に心臓はバクバクだ。これ以上補修の時間ないし、数学のための時間は欲しくない。いやむしろ減らしてほしい、いらないから。にやりと楽しそうに条件を出そうとする先生は悪魔そのものだ。
しかし彼の口から出てきた言葉は想像していたものとは遥かに違うものだった。
「進路指導室から大学の資料をとってこい。5冊だ」
「ええええ」
指示されたそれは1冊3、4kgくらいある相当に分厚くそして大きいものだ。各大学の入試方法や特徴、倍率など全てが書かれていると言っても過言ではないそれ。
仮にも私は女の子。1人で運べるわけがない。何往復かすればいいが進路指導室は生憎1階、わたしたちの教室は3階、しかも進路指導室と教室棟では棟が違うためにめちゃくちゃな距離。
「忘れたんだからそれくらい当然だろ」
当たり前だと鼻を鳴らす先生に思わずいや授業道具を忘れたことより遥かにひどい仕打ちですよと言いそうになったがそんなことを言ったらもっと酷くなるのが目に見えたのでやめた。
「いやでも決まったわけじゃないですし！！他にもいるかも…」
そう言ってみんなの机の上を見るが誰一人忘れてきている人はいない。
恐る恐る教壇の上に立つ先生を見れば勝ち誇ったような顔。
「そういうことだ、明日の朝までにやっとけ」
「ふい〜まじっすか」
「あぁ、マジだ。もう座れ授業が進まない」
その声にいなされて今度こそ座る。隣のヤツはまたしても爆笑。ほんといい性格してやがる。
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aiai(プロフ) - 烏龍茶さんの作品最高過ぎます(^^)アンナチュラルロスの私に癒しを与えてくれます！もうドキドキが止みません(笑)どうしましょうか…？期待してます！でも、無理だけはしないでください！ (2018年3月25日 17時) (
レス) id: cf55e6d6ff (このIDを非表示/違反報告)
烏龍茶(プロフ) - aiaiさん» コメントありがとうございます！今までの作品を読んでいただけていたのですね！嬉しいです(;_;)更新頑張りますね！応援嬉しいです(*´∀｀*) (2018年3月25日 15時) (レス) id: 574d66a4d8 (このIDを非表示/違反報告)
烏龍茶(プロフ) - 星野将希さん» 星野さんんんんんん！！！短編の方でコメントいただき、私も書きたい書きたいと思って準備はコツコツとしてきていたのです…。これからも頑張ります！お待たせしてすみません(;_;) (2018年3月25日 15時) (レス) id: 574d66a4d8 (このIDを非表示/違反報告)
烏龍茶(プロフ) - あらのんさん» あらのんさ…！！！！こちらにまで来て下さりありがとうございます(;_;)嬉しいです(;_;)新しいジャンルすぎて短編ならまだしも長編は受け入れてもらえるか不安ではありますがこれからも頑張りますね！ (2018年3月25日 15時) (レス) id: 574d66a4d8 (このIDを非表示/違反報告)
aiai(プロフ) - 烏龍茶さん！はじめましてです！最初の作品から見てます！新作おめでとうございます！更新頑張ってください！応援してます！ (2018年3月25日 14時) (レス) id: cf55e6d6ff (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：烏龍茶 | 作成日時：2018年3月25日 14時
