Painful love*019 ページ19
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「んーもう、まぁ！とーりーあーえーずー、許してあげる！中堂先生のせいね！はーいテストを返しまーす」
時計を見たあと、強引に話を進める東海林先生。私も時計の方を見やるとあぁ、大変。15分も経ってる。それは流石に急ぎますよね。
それにしても中堂先生はグッジョブだ。貴方のおかげで遅刻が遅刻じゃなくなったよ。ありがとうございます。とふざけた調子で心の中で言う。
その時に準備室にいた中堂先生がくしゃみをしたことなんて知らないことなのだが、着々と私の番になるので列になるそこに並ぶ。
「はい、A。またしてもやられた！！！」
悔しそうだけど嬉しそうな東海林先生の顔を見て、期待していた点数であったことを悟る。古典に続いて…？と折られていた解答用紙を広げれば98点。
ミスしたところは…まさかの漢字だ。
並んでいる子にテストを返しながら、点数を見てどことなく落ち込んでいる私に気づいた先生は言った。
「そんなの100点のようなもんよ。」
「いやー、見直したつもりだったんですけどね。気付かなかったです」
テストを皆に返し終わった先生は私の元へ来る。そしてにししと笑って言った。
「まぁでも、これで評点100を取られる可能性が減ったってことよ。私100を上げたくないのに過去にもう何度もアンタにあげちゃってるからね。」
「ぶーー！！！次はまた貰います！」
そんな会話をしてから席に戻る。100点を逃したとはいえ最高点であった。まぁ1番ならいいかと思うがこんなケアレスミス、どうして気付かなかったのだろう。そうしてやっぱり100点じゃなかったことに落ち込む。
まぁ数学と比べたら天と地の差だ。だからOKだと思いたい。そんなことを思っていればふと、思い出される中堂先生の俺の教え方が悪いのか？という言葉。
そんなことないんだけどな。むしろ中堂先生がいい。いつも点数が低いのはどうしてだか私にもわからなかった。
「えーっと今回の平均は66.8！模試レベルの問題なのによくこんな平均が出たもんだ。アンタたちすごいよ！最高点は98！」
周りのみんなが私を見る。なにこれデジャブ。数学のときもそうだったな。
「お前か？」
「いえーす、私だ。」
そういって隣の子にテストを突き出してやるとうぜえなと言われた。
数学で馬鹿にされたからね、と鼻を鳴らすとあぁ、お前の数学9点だもんなと、掘り返された。
隣の席のこいつはホントにムカつくやつだなと思った。
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続く (更新停止中)
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aiai(プロフ) - 烏龍茶さんの作品最高過ぎます(^^)アンナチュラルロスの私に癒しを与えてくれます！もうドキドキが止みません(笑)どうしましょうか…？期待してます！でも、無理だけはしないでください！ (2018年3月25日 17時) (
レス) id: cf55e6d6ff (このIDを非表示/違反報告)
烏龍茶(プロフ) - aiaiさん» コメントありがとうございます！今までの作品を読んでいただけていたのですね！嬉しいです(;_;)更新頑張りますね！応援嬉しいです(*´∀｀*) (2018年3月25日 15時) (レス) id: 574d66a4d8 (このIDを非表示/違反報告)
烏龍茶(プロフ) - 星野将希さん» 星野さんんんんんん！！！短編の方でコメントいただき、私も書きたい書きたいと思って準備はコツコツとしてきていたのです…。これからも頑張ります！お待たせしてすみません(;_;) (2018年3月25日 15時) (レス) id: 574d66a4d8 (このIDを非表示/違反報告)
烏龍茶(プロフ) - あらのんさん» あらのんさ…！！！！こちらにまで来て下さりありがとうございます(;_;)嬉しいです(;_;)新しいジャンルすぎて短編ならまだしも長編は受け入れてもらえるか不安ではありますがこれからも頑張りますね！ (2018年3月25日 15時) (レス) id: 574d66a4d8 (このIDを非表示/違反報告)
aiai(プロフ) - 烏龍茶さん！はじめましてです！最初の作品から見てます！新作おめでとうございます！更新頑張ってください！応援してます！ (2018年3月25日 14時) (レス) id: cf55e6d6ff (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：烏龍茶 | 作成日時：2018年3月25日 14時
