Painful love*015 ページ15
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「中堂先生、なんですか」
「なんだ分かるのか」
「ええ！！生徒に暴力振る先生は中堂先生くらいなのでね！！」
分かるに決まってます！！と中堂先生の方に向いて顔を見ていえば「なんのことだ」と返される。いやどう考えても頭を叩くのは暴力でしょ！と木林先生に賛同を求めれば、頷きの代わりに私の頭に大きくて温かいものが乗った。
「へ…」
「そうですね。中堂先生暴力はいけませんよ」
ふっと余裕そうに笑う木林先生だが、私の頭の上に手を乗せている。これには私も目の前の中堂先生もびっくりで固まった。
「き、木林先生、手！！」
せっかく中堂先生に文句を言ってやろうと思ったのに、そんな事よりも頭の上に乗る手についてばかり考えてしまうので、下ろすようにいえばすみません、つい。と笑った。
いや。つい、じゃないと思うんですが。
もしやこの人中堂先生よりも危ない？もう一度中堂先生に目線をやると、さっき固まっていたのは嘘のようにいつも通りに戻っていた。と思ったが
「おい、A。大学の資料はまだ持ってきてないのか」
「え」
「持ってこいといったはずだ」
「いや、あのそんな時間な…」
「とっとと持ってこい。今すぐにだ」
「いや、あの授業…」
明らかに不機嫌だ。それに今すぐになんて無理な話だ。何が原因かわからない。資料は明日の朝までにと先生は言った。…じゃあ私が木林先生に頭を撫でられたことが気に食わなかった？…いやいやそんなわけないと後者の選択肢を打ち消す。
「明日の朝までにって言ったじゃないですか」
「気が変わった」
「子供ですか！！！」
「うるせぇ、クソ仕方ねぇから明日の朝まででいい。…次現代文図書室でやるって東海林先生が言ってたぞ、あと3分だ。早く行け。遅れる」
「呼び止めたのそっちのくせに！！！」
全くなんだ、気分屋な中堂先生に振り回される私の身にもなってくれ。木林先生はいきなり静かになるし。そんなふうに思いながら、進路指導室の向かいにある図書室まで、現代文セットを持って走る。
中堂先生にあっかんべーをすると鼻で笑われた。
遅れたら中堂先生のせいにしてやる。なんて考える暇もなく走る。ここから図書室までどれだけ頑張って走っても2分はかかる。
あぁ、もう。中堂先生のバカ。
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aiai(プロフ) - 烏龍茶さんの作品最高過ぎます(^^)アンナチュラルロスの私に癒しを与えてくれます！もうドキドキが止みません(笑)どうしましょうか…？期待してます！でも、無理だけはしないでください！ (2018年3月25日 17時) (
レス) id: cf55e6d6ff (このIDを非表示/違反報告)
烏龍茶(プロフ) - aiaiさん» コメントありがとうございます！今までの作品を読んでいただけていたのですね！嬉しいです(;_;)更新頑張りますね！応援嬉しいです(*´∀｀*) (2018年3月25日 15時) (レス) id: 574d66a4d8 (このIDを非表示/違反報告)
烏龍茶(プロフ) - 星野将希さん» 星野さんんんんんん！！！短編の方でコメントいただき、私も書きたい書きたいと思って準備はコツコツとしてきていたのです…。これからも頑張ります！お待たせしてすみません(;_;) (2018年3月25日 15時) (レス) id: 574d66a4d8 (このIDを非表示/違反報告)
烏龍茶(プロフ) - あらのんさん» あらのんさ…！！！！こちらにまで来て下さりありがとうございます(;_;)嬉しいです(;_;)新しいジャンルすぎて短編ならまだしも長編は受け入れてもらえるか不安ではありますがこれからも頑張りますね！ (2018年3月25日 15時) (レス) id: 574d66a4d8 (このIDを非表示/違反報告)
aiai(プロフ) - 烏龍茶さん！はじめましてです！最初の作品から見てます！新作おめでとうございます！更新頑張ってください！応援してます！ (2018年3月25日 14時) (レス) id: cf55e6d6ff (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：烏龍茶 | 作成日時：2018年3月25日 14時
