Sincere love*051 ページ5
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彼女の居場所も、連絡先も全てわかっているはずなのに手は動かない。足も動かない。
今すぐに会いたいと思うくせに、行動が伴わないのはきっとそういうことなのだ。
彼女を手放せという声が勝った。
「…クソだな」
本当にクソだ。自分が傷つくのを覚悟でアイツに会いに行けばそれで話は進むかもしれないのに。だけどそれが出来なかった。
それにアイツは聞いているはずだ。名前までもではなくても犯人とされたのは夕希子の恋人だったということを。
それなら会いたくないはずだ。きっとアイツも俺と同じように自分の気持ちと戦っている。
でも会いに行って、アイツの手にかけられるのであればそれはそれで良いのかもしれない。
なんて馬鹿みたいな考えをしてしまうほどに俺はアイツに恋していた、溺れていた。
でも手にかけられるよりもアイツと生きたいと思う気持ちが強くて。
ーー手放せるわけなんて、無かった。
「あぁ、クソッ」
コートを手に取って外へ出る。
目指すところはアイツの家。外はまだ寒く、寒さで澄んだ空には綺麗な星が輝いていた。
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青龍 葵(プロフ) - 誤字でしょうか?P58の最後、六郎の家にて「一人のの重みがなくなったソファに…」の「一人のの重み」→『の』多いのでは?一度、確認してみて下さい! (2018年3月22日 3時) (レス) id: 7069733e86 (このIDを非表示/違反報告)
烏龍茶(プロフ) - 雫さん» コメントありがとうございます!返信が遅くなってしまい申し訳ありません!!面白いと言って頂ける作品をお届け出来て良かったです。続編の方もよろしくお願いします! (2018年3月22日 0時) (レス) id: 574d66a4d8 (このIDを非表示/違反報告)
雫(プロフ) - 面白かったです!続き、お待ちしてますね|´-`)チラッ (2018年3月21日 12時) (レス) id: a9d8810827 (このIDを非表示/違反報告)
烏龍茶(プロフ) - ぷりんさん» プリンさん!!!!!!私の記憶にはしっかりと…。感動的な終わり方と言っていただける作品を作ることが出来て本当に良かったです!私の文章が好きだなんて私には勿体無いお言葉ですが、支えにこれからも書かせていただきますね(;_;) (2018年3月21日 10時) (レス) id: 574d66a4d8 (このIDを非表示/違反報告)
烏龍茶(プロフ) - しばさん» コメントありがとうございます!涙を流していただけるなんてホントになんだか書いてよかった!と思いました!なんて嬉しい言葉ばかりくださるんですかね…(*´-`*)続きも新作もお待ちください、ぜひこれからもご愛読いただければと思います! (2018年3月21日 10時) (レス) id: 574d66a4d8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:烏龍茶 | 作成日時:2018年3月18日 19時