Sincere love*083 ページ37
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この3人では出せないような低い声に思わず3人で怯む。
「傍若無人のオラオラ男で悪かったな。」
「系…さん、いやそんなこと思ってないから、ね?!」
「思ってたって構わない。むしろその方がお前を好き勝手に出来て都合がいいからな、行くぞ」
腕を引っ張られてしまえばもう彼のペースだ。
後ろで2人が手を振りながら「なにあの中堂さん!!ていうか助かった〜」「Aのこと大好きだね〜」なんて声が聞こえる。
ただでさえ傍若無人のオラオラ男って言われて機嫌が悪いのにそんなに冷やかされたら私の命がないよ…
連れてこられたのは裁判所もでて、どこだか分からないような裏路地。こんなところに連れてこられたら何をされるかたまったもんじゃなかった。
「会ってきた」
「え?」
「夕希子の父親に」
「…そっか」
思っていたような話じゃなくて驚く。それにしても和有さんに会ったならよかった。和有さんは謝りたいと言っていたみたいだから。
「貴方は生きてください、と言われた。夕希子の旅はもう終わってしまったけれど、貴方は生きてください、と。」
「そっか…」
この言葉はきっと誰から貰ったものよりも彼の心を軽くしたはずだ。これでやっと系さんは前を向ける。
そう思ったらまた涙が溢れそうになる。だけど私に彼を思って泣く権利はなかった。
きっとこれは言わなかったら彼は知らないままで、私が隣にいたいと願えば居させてくれるはずだ。
だけど、そんなずるい真似はできない。
彼から離れる覚悟もこの数日で持ってきたのだ。
辺りはもうすっかり暗くなっていて。
「系さん、謝らなきゃいけないことがあるの」
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青龍 葵(プロフ) - 誤字でしょうか?P58の最後、六郎の家にて「一人のの重みがなくなったソファに…」の「一人のの重み」→『の』多いのでは?一度、確認してみて下さい! (2018年3月22日 3時) (レス) id: 7069733e86 (このIDを非表示/違反報告)
烏龍茶(プロフ) - 雫さん» コメントありがとうございます!返信が遅くなってしまい申し訳ありません!!面白いと言って頂ける作品をお届け出来て良かったです。続編の方もよろしくお願いします! (2018年3月22日 0時) (レス) id: 574d66a4d8 (このIDを非表示/違反報告)
雫(プロフ) - 面白かったです!続き、お待ちしてますね|´-`)チラッ (2018年3月21日 12時) (レス) id: a9d8810827 (このIDを非表示/違反報告)
烏龍茶(プロフ) - ぷりんさん» プリンさん!!!!!!私の記憶にはしっかりと…。感動的な終わり方と言っていただける作品を作ることが出来て本当に良かったです!私の文章が好きだなんて私には勿体無いお言葉ですが、支えにこれからも書かせていただきますね(;_;) (2018年3月21日 10時) (レス) id: 574d66a4d8 (このIDを非表示/違反報告)
烏龍茶(プロフ) - しばさん» コメントありがとうございます!涙を流していただけるなんてホントになんだか書いてよかった!と思いました!なんて嬉しい言葉ばかりくださるんですかね…(*´-`*)続きも新作もお待ちください、ぜひこれからもご愛読いただければと思います! (2018年3月21日 10時) (レス) id: 574d66a4d8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:烏龍茶 | 作成日時:2018年3月18日 19時