Sincere love*044 ページ45
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びっくりした。拒絶されたことに。だけどすごく辛そうな目をした系さんをみたらそんなことどうでも良くて。
彼にかける言葉は探すよりも先に口が動いていた。
「私は何があっても貴方のそばにいるよ」
そう言えば勝手に顔が優しく笑っていることに気づいた。彼のことを思えば私の全ては無意識に彼の求めることをやってのけるのかもしれない。
すると彼は難しそうな顔をして、それから「許せ」と私の名前を呼んでから激しいキスを落とした。それに振り落とされないように私はしっかりと彼に縋り付く。苦しいけれどここで離せばきっと彼は戻ってこない。
そんな気がして。
腰に回る手に、力が入った。それだけでさっきの拒絶は彼が彼の心についた嘘だったのだと分かる。
「ふ…ｯん、はぁｯ…」
ようやく唇が離されて、整わない息を整えようと呼吸する。目の前にいる系さんの目の中にはまだ哀愁が消えていなくて。
するりと彼の顔に手を伸ばせば彼の手が重なる。そして私の手をとるとちゅっちゅっと手にキスをした。それがくすぐったくてピクリと体を揺らせば彼はふっと笑って「食わねぇと冷めるな」と私を解放した。
「そうですね、食べましょう」
彼の心に響いたかは分からないけれどさっきよりは元気な顔をしている気がする。
ようやく笑った彼の顔を見てほっとする。
2人で食べたオムライスはやっぱり少し冷めていてしまったけれど、今まで食べたどのオムライスよりも美味しい気がした。
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烏龍茶(プロフ) - りなさん» コメントありがとうございます！更新を楽しみにしていただけるなんて嬉しいです！小説の中で会える中堂さん…！確かに私も他の作者様の作品を読んでそう思います！ご期待に応えられるよう頑張りますので応援よろしくお願いします！ (2018年3月18日 18時) (
レス) id: 574d66a4d8 (このIDを非表示/違反報告)
りな - いつも更新楽しみにしてました！アンナチュラルが終わって悲しいですが、小説の中で中堂さんに会えるのが楽しみになっています！更新きたいしてます！がんばってください！！ (2018年3月18日 18時) (レス) id: 8a0990f49a (このIDを非表示/違反報告)
烏龍茶(プロフ) - あきさん» コメントありがとうございます！初めましてですm(_ _)mダントツにお気に入りと言っていただけて嬉しい限りです(;_;)原作沿いに書けなくて不安でしたのでこのスタイルでよかったと感じました。最後まで書きますのでよろしくお願いします！ (2018年3月18日 18時) (レス) id: 574d66a4d8 (このIDを非表示/違反報告)
あき - はじめまして！アンナチュラルの中堂さんにハマり、こちらの小説を見つけました。数ある中堂さんの小説の中で、烏龍茶様の小説はダントツにお気に入りです！原作沿いではなく、烏龍茶様のオリジナルのストーリーで、新鮮です。ぜひ続きを書いてください！ (2018年3月18日 18時) (レス) id: b4f36fabcb (このIDを非表示/違反報告)
烏龍茶(プロフ) - 優さん» コメントありがとうございます！初めましてです(`･ω･´)/いつもですか、嬉しいです(;_;)やっぱりアンナチュラルは生きがいですよね、、。続きを見たいと言ってくださりありがとうございます、必ず最後まで書きますのこれからも応援よろしくお願いしますm(_ _)m (2018年3月18日 17時) (レス) id: 574d66a4d8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：烏龍茶 | 作成日時：2018年3月11日 16時
