リンタングル ~Ren.N~ (ページ49)

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Story 49 ページ49

れな『で？祭りの日来なかったってどういうこと？Aはその後どうしたの？』

神宮寺は知ってたの？
てか、なんで言ってくれなかったの？

なんて、これまた質問攻めに合う私。

まあ今回は言わなかった私が悪いんだけど……。

神『俺もAと廉から直接聞いた訳じゃないよ。』

｢勇太は、私たちの様子を見て察してくれただけ。

あの日、廉とは連絡がつかなくて…。
学校あけて、廉と話したの。

そしたら、その幼なじみに携帯を取られてたらしくて連絡ができなかったみたいなの。｣

れな『てことは……その"めい"って子？』

｢多分、そうだと思う……。

それでその子、身体が弱いらしくて。
前日に廉がお見舞い行ってたらしいんだけど、

『この状況なのに祭り行くのか』

って怒られたみたい。｣

れな『え、そのめいって子、絶対廉のこと好きじゃん。』

認めたくは無いけど……

廉の話を聞く限り、その"めい"っていう幼なじみは廉と紫耀くんの事がきっと大好きに違いないのだろう。

神｢……まあ、これは廉本人に直接聞かなきゃわからないことだけどね。｣

真相を知ってるのは廉本人だけなのだから、いつかは聞かなければいけない、と思う反面

もし"めい"って子が彼女だったら？

と考えると怖い気持ちでいっぱいになる。

｢……。｣

あまりにも不安な顔をしていたのか

れな『悩む気持ちもわかるけど、今日はせっかくの文化祭だしさ？』

楽しもうよー？なんて優しく声をかけてくれるれな。

さすが、親友だなぁ、なんて。

確かに、こんなことで落ち込んでいてもしょうがないし

とにかく今は廉が戻ってくるのを待つしかない。

戻ってきたら、ちゃんと聞こう。

廉の過去を、幼なじみの関係性をちゃんと聞こう。

私はそう胸に誓った。

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ちなみに、明日は更新できても遅い時間になるかもしれません……。(ロングバイト……無理…。)